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バカなのは 26 ページ28

ポカン、とした目でこちらを見る皆さん




『えっと……?』









私何かしました?



「おおお!?すげぇ!!」


沈黙を破ったのは沢村くんだった




「アイツの打った球を、素手でとったぁ!!」


アイツとは降谷くんだろう。


きょとんとした顔でボックスからこちらを見ている



『取っちゃダメだったかな……?』



「いえ!全然でありますです!」


ますです……?





「ははッ、すっげーのな」



御幸くんがこちらへ歩いてきた




『え、凄い?なにが?』


「や、あんな速い球躊躇わず捕ったじゃん?」


『凄いことかなぁ?なれたよw』


「ソフトボールやってたっけ?」



『やってないよーw


今でもたまに鳴のキャッチボール付き合ってるから』






「「「成宮 鳴ィ〜〜〜!?」」」


『は、はい?』





そこからは自己紹介。


今は青道の1年ズと話している




「でも、凄いっすね!ホント!!」


「……」

「降谷くん、そのオーラしまおう?」


賑やかなこと。




『あ、東条くん?』


「はい?」


私に話しかけられたことが不思議だったのか少しびくりと体を震わせてこちらをみた



『シニア時代、投手だったよね?』


「えっ……?」



『今はやってないの?』


「あー、今はやってませんよ?」


『そっかぁー』



結構好きだったのに




『鳴がいなかったらこっちにスカウトしてたのになぁ?』



「「え!?」」



どっからきた、沢村くん




『鳴が「俺以外いらない!」とか言っててさ、投手はあまりスカウトできなかったの。』

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作者名: | 作成日時:2016年5月5日 20時

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