バカなのは 12 ページ13
いよいよ、部活対抗の競技が始まる
[コスプレ借り物競争に出場する選手は控え場所に移動してください]
放送委員のアナウンスがはいる
『カルロスー?白河ー?いくよー』
「おー」
「今いく」
「って、鳴は?」
無言で後ろを親指で指差す
そこには鳴に「頑張ってね!」っていってる桜ちゃん
「露骨……」
ぽそりと言った言葉はまさにそのまんまだった
露骨すぎるのだ、特に最近
前はよく話しかけたり気が付けば隣にいたり……位だったのに
今じゃ鳴にしか関わらなくなった、といってもあっている気がした
『まぁ、わからなくもないけどね。』
「そーか?坊やだぞ?アイツ」
『んー?いいんじゃない?』
「俺にしとくか?」
ニヤニヤしながら肩に手を回してくるカルロス
『遠慮しーとく!』
パシッと手を払い除けて歩く
「ちぇ、つれねーの」
「……」
白河の謎のオーラが怖い。
『ほーら、雅さん待ってるからいこ!』
「「はーい」」
そろそろ鳴も気が付くはず……って、気付いてない!
『……鳴ー!おそいー!』
「え!?待って!」
『今までまってたー!』
「おいてこーぜ」
「賛成」
さっさと3人で歩いてく、後ろから鳴が走ってくる
「2年ー!!おせーぞ!」
『あ、雅さん!鳴がいちゃついてて遅れました!』
「俺のせい!?」
「「そーだろ」」
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作者名:結 | 作成日時:2016年5月5日 20時