バカなのは 11 ページ12
私のクラスのクラスカラーは赤
目の前に綺麗に広げられた赤のTシャツ
アレンジは自由となっている
去年は仲のいい先輩が勝手にやってしまったけど今年は自分でできるっ!
なーんで考えていたのに、前日まで忘れてたとか……
白河に言われなかったら完全に明日までに間に合わなかった!
私は数少ない女子寮を利用する人である
家からは遠くはないが、寮のほうが部活に多くの時間を費やせると寮に決めた
そして隣の部屋はいつもはうるさいが今は静かだ
何故かって?
もう1時過ぎてるから!
みんなもう寝てるって!!
こんな時間になってしまったのは鳴のマッサージとか、トレーニングルームの片付けとか……
結構あったんです。
眠気との戦いをしながら頑張って頭で考える
どんなのにしよっかなー……
そして出来たのが後ろは三編みのリボンがついていて、裾の左右に可愛く結んだだけのものだ
そんな凝ってなくてもいいよね。
自分で納得して、ベッドに入る
今の時間3時……くらい??
クラスのみんなは真っ赤
大体の女子はアレンジしていても、やっぱり赤
キャー!鳴ちゃーん!!
キーンと耳に響くよな高い声が聞こえる
その原因の女子達の目線の先は手をふりながらもぶっちぎり1位の鳴
ちゃんと前見て走んないと転ぶぞ〜
そんな心配もなく、そのままゴール
相変わらずの笑顔
ぱちっと目が合うと嬉しそうに手をふる
本当は息上がりそうなくせに
なんて思いながら手をふりかえした
体育祭の始まりだった
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作者名:結 | 作成日時:2016年5月5日 20時