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おまけのお話。2 ページ10

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「そんなにシたいの?」


「んなわけねぇだろっ、」





嘘つき。
そんなうるうるな瞳で見つめといて、
今更何言ってんだか。





「お望み通り」




このままお風呂なんて行けるわけないでしょ。
ひょいっと身体を抱きあげれば、
その体重の軽さに驚く。

ちゃんと食ってんの?
俺よりも小さい身体は
すっぽりと埋まるからこっちも抱きやすい。





「······おろせって、恥ずかしい」


「じゃあ尚更おろさない」


「なんでだよっ!!」





こんなことで恥ずかしがってたら、
この先持たないよ、なんて思いながら
寝室のベッドに優しく下ろしてあげると、
北山はもうこの後のことを想像したのか
なにも抵抗してこなくった。





「抱いてくださいでしょ?」





は?って目を真ん丸にする北山は
絶対にやらないと言い出す。
それなら言わせてあげるよ。





「じゃあやんないのね?」


「別に、やんなんっ、」





耳をカプリと甘噛みすると、
北山は身体を捩らせて声を上げる。

そのまま優しく舌で耳をなぞると
震えるように北山は感じてた。




「・・・分かったから!!」




限界を感じたのか
北山は自分から阻止してくるし。





「···え?」





首にぐるりと回された北山の腕。
ぎゅっと目をつぶって、俺からのキスを待つ北山。




・・・なにこれ、やばいんだけど。





すぐに唇を奪うようにして重ねると、
北山も実は結構抑えていたらしく、
気持ちよさそうにキスに答えてくる。


でも、そのまま
お望み通りにするわけないじゃん。






「・・・・え?」



いきなり唇を離すと、
北山はなんで?と言いたげな顔で俺を見つめてきた。





「うわきもの」




びくっ、と目を丸めて
気まずそうに目をそらすから
ぐっと頬を包んでまた視線を重ねる。







「ニカとキスしたの、
すごいショックなんだけど」


「・・・ごめんねっ、?
もう絶対にしないからさっ、」




あーかわいい。
もう全然怒ってないんだけど。





「うそ、早く続きするんでしょ?」


「えっ、んんっ」





ニカ千の前では優しい彼氏演じてたけど、
実際はこんな感じだし。
本当の藤北を教えるわけがないでしょ。
藤北は、秘めているからいいんです。



ね?分かるでしょ?




【続く】

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作者名:くれあ | 作成日時:2018年8月2日 21時

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