僕 の 先 生【カノ】

勉強。６ ページ7

「疲れた〜」




そう言って、アジトに入るなり僕は、すぐさまソファに飛びつく




「また補習っすか？」


「こいつは馬鹿だからな」



前方からキドとセト




「キドは頭いいから言えないけど、セト？君僕より成績悪いよね」


「補修とかは育成部があるのでパスできるんすけど・・」




そういって、セトはスクールバックをあさり、大量の補習プリントを取り出した


少なく見積もって、２０枚ぐらい



セト、こんなのやるの？!







「・・俺、これがあるんで部屋戻っとくっす」




「おやすみ」



「頑張れよ」






僕とキドがセトに挨拶を交わすと、セトはよろけながら部屋に帰っていっていた



育成部も大変なのに、あのプリントも・・


なんか少し可哀想な気も




でも、セトを哀れんでも、セトはきっと何とかするだろうと考え込み


まず、僕は夜食を優先・・っと









「キド!今日のご飯は？」


「ビーフシチューにガーッリックトースト。お前の好物だろ？」



「うん!」









――




育成部

母親がいなくなって一人じゃ生きられない動物を、一人で生きれるまで育てていく部
何かの用があって、飼えなくなる動物も飼育するため、部活の時間をいつも過ぎている

(セトは育成部副部長)

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