僕 の 先 生【カノ】

勉強。３ ページ4

『ねぇ、何が悪いことしたなぁって？』



無邪気に笑いながら、僕のあとを追いかけてくる先生


――！？





「せ、先生!こんな夜中に一人で帰ってるんですか！？？」




今気づいた


先生、僕のせいで、こんな夜中にひとりで・・





「危ないので送ります!」


幸い今の僕には竹刀がある


何かあっても、先生は守れるだろう





『大丈夫!先生、家すぐそこだから!』


「・・じゃあ、お詫びとしてそこまで送りますよ？」


『鹿野君ったら紳士だなぁ』





大丈夫だって





そういって、先生は街灯を背に微笑む


先生の後ろにある街灯は



先生を照らすだしかのように美しく輝き








先生の綺麗な笑みが照らされた








「き、綺麗・・あっ」



思わずつぶやいてしまったこの言葉


・・・恥ずかしい





そう考えると、顔に熱が寄るのがわかる



先生だって驚いてるし




あー!



もう!失敗した!

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