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倉庫の中に入ると、
男達に身体中を触られ、舐められて、揺さぶられてグッタリしている○○くんの姿があった。
「お前ら！何やってる！離れろ！！」
そう先生達が叫んだとき、
男の1人がニヤッと笑った。
「なんだ。バレちゃった。先生達も見ろよ！この綺麗なカラダ。やっと手に入れたんだあー！！」
そう叫んだ瞬間、
○○が男のそばにつかつかと歩み寄り、一発殴った。
「おい！○○！」
N「先生は黙ってて」
今まで聞いたことのないぐらい低い低い声で言い放って、
男の胸ぐらを掴んだ。
N「ふざけんな。何が手に入れただ。○○くんは物じゃねえ！！！」
そう怒鳴り上げた。
殴られた衝撃で男の腕から解放された○○くんが地面に崩れ落ちる寸前に○○に抱き止められた。
N「てめえら・・・
死ね」
これもまたこの世のものとは思えないぐらい超絶低い声でスパンと言い放った。
もう5年ぐらい一緒にいる俺でさえもビビった。
N「先生。こいつら早く外に連れて行ってください」
「分かった。先生方、手を貸してくだい」
「そのビデオカメラ貸せ」
「イヤですよ〜せっかく撮ったのに」
なかなかビデオカメラを渡さない男達。
すると、また○○が近づいて行って、
男からビデオを力尽くで奪い取った。
N「こんなもの要らないんだよ」
そう言って地面に叩きつけた。
それを見た男が○○に飛びかかろうとした時、
体育の先生がそいつを押さえて外に連れ出した。
全員の男が先生達によって外に連れ出された。
N「体・・・ベトベトだから誰か水に濡らしたタオルか何か持って来て」
O「分かった」
○くんが出て行ったのを見送った○○は、
優しい眼差しでそっと○○くんの髪をそっと撫で、
さっきとは打って変わって穏やかな声で、でも悔しそうに呟いた。
N「ゴメンね。○○くん。助けに来るの遅くなって」
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作者名：はまちゃん | 作成日時：2018年3月25日 23時
