俺の責任 ページ43
沖田side
目を覚ましたAを強く抱きしめる近藤さん、手を握るあの3人組、周りで見守る隊士たち。。それとただ立ってその光景を眺める土方さんと俺
俺はAの元へ駆け寄って何かを言うなんて事は出来なかった
何も言う権利なんかなかった。俺がこんな目に合わせたようなもんだから。
俺があの時止めてれば、土方さんを振り切ってでもAを引き寄せていれば、こんな事にはならなかった
なんなんでィ。なんでいつもお前はすぐ俺の前からいなくなろうとするんでィ。。もう行くなよ。もう1人になろうとすんじゃねェよ。。。俺を1人にしないでくれ。
託所に戻る車の中でも俺は、ただひたすら外を眺めてた
その時は、太陽が登ろうとしていた。
託所に着いて、いざAの事を考え出すとただただ頭が痛かった。
なんて言葉を掛ければいいのか。これからどうやって向き合っていけばいいのか。。
そもそもこんな目に合わせた俺がAと口なんか聞いていいのか??
考えれば考えるほど、いろんなことが出てきて頭いてェ。
1人、部屋でどうすることかと考えてると襖の外から声がした
土方 「総悟いるのか?」
土方さんだった。
"いますぜィ。なんか用ですかィ?"あえて襖を開けずに中から返事をすれば、"ハァーー"と一つデケェため息ついて話し始めた
土方 「お前も俺と同じだな。」
沖田 「はい??」
土方 「Aの事気にしてんだろ??自分のせいだって考えてんだろ??」
沖田 「は、笑 何言ってんですかィ」
必死に隠そうとした俺に土方さんは、"分かってる。お前が自分を責めてる事くれェ分かってるよ。。悪かったな。こんな事にさせちまって"
そう言った土方さんは、表情は見えなかったが悲しそうな、俺の手を離した時とおんなじ表情をしているのは見なくても分かった
沖田 「、、べつに俺に謝る事なんかなんもねぇです。それよりあいつが。。」
俺の言葉を遮るように、"ああ、分かってる。ありがとな。疲れてる時に" と言って俺の部屋を後にしようとした土方さん
歩き出す前に、小さい声で"Aと話してくる。お前も後で行けよ" そう言ってAの部屋の中へ入ってく音がした
余計なお世話ですぜィ。。
俺も後で行くか。。。
A、、、お前は今何を考えてるんだ??
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しまじまそうまり(プロフ) - ほわいとさん» ありがとうございます!!ずっと開けずにいました泣 今日やっと開けたので、今日からまた少しずつ頑張っていこうと思いますので、応援の方よろしくお願いします。 (2018年8月7日 3時) (レス) id: 52ec526ff9 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいと - 続き楽しみにしています!頑張って下さい!(*^-^*) (2018年5月4日 22時) (レス) id: 521e79a03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しまじまそうまり | 作成日時:2017年7月29日 1時