真選組の女隊士は最強！？

刀を抜くことの意味 ページ22

沖田side




晩飯を食って、部屋で考え事をしていた





いきなり食べさせられたかと思えば、頭を撫でてガキ扱い、、、腹立つんでィ


いつも調子狂わせられる





「はあー」なんてため息ついてれば、いきなり携帯が鳴って土方さんから"パトカーをよこせ"とのこと。







そういやAと2人で見回りか



あいつ暴れてねェかな









山崎を連れてパトカーで歌舞伎町に向かえば、今にも攘夷浪士達を殺しそうなAと怯えてる女を必死に落ち着かせてる土方さんが見えた






普通、逆だろ。






山崎に攘夷浪士達を運ばせ、女を送った後に新人隊士に運転させて、俺、A、土方さんの順で後ろに座った









パトカーの中でも、「なにあいつら。調子乗っちゃってさ。次会ったら殺す。」なんてぶつぶつキレてて



土方さんも「落ち着け」なんて言いながら疲れてるみたいだった









ぷくぅっとフグみてェな面してキレてるAの頬をつまめば、「いひゃい、、、」なんて言いながら睨んできた









沖田 「いつまでキレてるんでィ、めんどくせェ」









A 「だってあいつらうざいんだもん！ひどいよ、女の子に寄って集ってさ！」









沖田 「あんなんいちいち刀抜いて叩き斬ってたら、この街から人いなくなんだろィ。

、、、A、刀を抜くことの意味忘れてんじゃねーですかィ？」









A 「でも、、、！」









沖田 「A、、、俺に刀を抜く意味を教えてくれたのはAだ。そのお前が自分見失ってどーするんでィ」









そう。


昔、ある大きな事件があった時俺の気持ちは不安定で刀を抜くことをためらっていた





そんな時、こいつが俺に叫んだんでィ


「総悟。刀を抜くことの意味、、人それぞれだけどね、私は、、、大切な人を守るために刀を抜く。。どんな状況でもこれはぜったい変わらない」








そう言ったAの目は、悲しそうで綺麗だった









、、、忘れるわけねーやィ


その時から俺は誓ったんだ、こいつを守るために刀を抜くって。









A 「ごめんなさい、、、」








そう言って下を向くA



言いすぎたか？








沖田 「分ったんならいい、そんな顔するんじゃねーやィ」







なんてAの頭を撫でれば、いつものあほづらに戻って



調子いいやつ、、、。

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