23.隣の席(炭治郎side) ページ23
Aと時透くんを見つけてからというもの、俺は落ち着きのない態度が続いた。
だって、常に2人が視界の隅にチラチラ映るのだから。
何故か行く店行く店被るし…。
まさか、有一郎くんと双子だからそこら辺シンクロしてるのか！？
…なわけないか。偶然か。
って、え、時透くん、何をしてるんだ？
ずっと気になってチラ見を繰り返していると、Aに何やらプレゼントを渡している時透くんが見えた。
俺ですらまだプレゼントとか渡せてないのに。先を越された…。
モヤモヤ。
有｢炭治郎？｣
モヤモヤモヤモヤ。
有｢おい｣
モヤモヤモヤモヤ。
イライラ。
有｢おい！炭治郎！｣
竈｢うわっ！？…あ、ご、ごめん！｣
完全に無意識だった。
モヤモヤとした感情の他に、イライラまで押し寄せてくる。
俺はどうやら、ほんとうに独占欲が強いらしい。
ていうかそもそも、俺という彼氏がいるのに他の男にあんな可愛らしい笑顔を向けるなんて。
その顔は、俺だけのものであってほしい。
竈｢…有一郎くん、あっちに行こうか｣
Aを見ていると、感情が抑えられなくなってきそうだったので店を変えるように提案した。
不思議な顔をされつつも、俺たちはAとは逆方向へと歩き出す。
そして、有一郎くんが途中で映画がみたいと言うので付き合うことにしたのだが…
竈｢男ふたりで、ホラーか｣
有｢何か悪い？｣
竈｢いや！そんなことはないぞ！｣
さすが双子。一瞬弟のほうに見えたぞ！
まぁそれはおいといて。
俺たちはドリンクを買い、中へはいる。既に時間になっていたのでシアターの中は暗く、スクリーンには予告編が映し出されていた。
席に座ろうとしたとき、俺は目を疑った。
俺の横の席に、何故かAと時透くんが座っていた。
24.理性なんて(炭治郎side)→←22.同じ場所？(炭治郎side)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - めっちゃくっちゃ、キュンキュンしました。ありがとうございました🙇 (2022年2月5日 14時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 炭治郎愛してる。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 78f3d46834 (このIDを非表示/違反報告)
あず - 素晴らしい作品を最後まで読ませていただきました！私も三人の男の子を育てるママなので、お産の苦しさは痛いほどよくわかります（笑）新作、とっても楽しみにしていますね♪ (2020年11月12日 23時) (レス) id: 10e21233aa (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» コメントありがとうございます！中々更新は気分ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです^^* (2020年11月7日 20時) (レス) id: e4cb92336a (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - 求めていたものでしたっっっ！！ (2020年11月5日 23時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご飴 | 作成日時：2020年10月29日 11時
