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二話 異常な習さま ページ4
私と習さまが出会ってどのくらい時間が経ったんだろう…そんなことはわからないけど、習さまは初めて私と会った時みたいな性格ではなかった。
叶「RC細胞抑制剤を持ってこい！」
松前・アイラ「かしこまりました！」
私達は習さまを抑え、RC細胞抑制剤を習さまに打った。
原因は金木研という人がいなくなったということである。
習さまはよく金木研さんのことを私に飽きるまで話してくれてよく覚えていた。
叶さんも知っていたらしく、金木研の代わりとなる喰種を探しているという。
叶「松前！今度アオギリの樹でオークションを行うらしい！もしかしたら習さまが元に戻る隻眼の喰種がいるかもしれんぞ！」
松前「…そうですか…では行きましょう…アイラ、あなたも付いてきなさい」
そう言って松前さんは仮面を私に渡した。
アイラ「…はい」
習さまはよく言っていた。
《金木くんはとても美味しそうな匂いで一度食べてみようとしたんだが邪魔をされて結局食べれなかったのさ。 今では金木くんは僕の大切な友人さっ！》って飽きるほど話された。
だけど、その話で伝わる金木研の大切さ。
私は習さまとの記憶がありませんが何故か共感してしまいそうな悲しさ。
一番悲しいのは私達だけじゃない。
習さまも…悲しいんだ…
そう考えると、本当に金木研の代わりとなる喰種はいるかというといないだろう
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作者名：エメリア x他1人 | 作成日時：2018年7月11日 11時
