十一話 救われる存在ではなくて… ページ14
私は困惑した…リルムがおかしくなるのに私は全く関係ないからだから。
ヨシュア「ミレイユ!アイラさんが無事だったからいいじゃないか!」
ミレイユ「そう…だよね…ごめんね…お兄ちゃん…」
そう言うと、ミレイユは私をにらんだ。
すると、ルイさんが連れてきた普通の人間のヒカリさんが私の肩を叩いた。
ヒカリ「あの…その…ルイくんと一緒に居た方…でしたよね?ルイくんは元々…どんな感じでしたか?」
そう聞かれたがルイさんがヒカリさんの頬を引っ張った。
ルイ「そういうのは俺本人に聞け…まぁ答えねぇけどな」
ヒカリ「はいはい…ルイくんは相変わらず何も教えてくれないね」
ルイさんとヒカリさんは仲が良いけど…私は口を開いてしまった。
アイラ「あの…ルイさんにはアイリスさんが居ませんでしたか?」
そう言うと、リルムに頬を叩かれた。
リルム「アイラちゃんの無神経!知ったじゃない!わかってたじゃない!そんなこと言うと…冗談でも怒るよ!」
リルムからそう言われてルイくんを見ると今まで以上に怒っていた。
ルイ「……お前…本当にアイラ・フラスカなのか?……今まで一緒にいた二年間は幻なのか?…それとも……お前はアイラ・フラスカの…偽物か?」
そういって剣を私に向けると、リルムは杖を向けた。
秋斗「ちょっと待ってよ!ヒカリちゃん…!」
ヒカリ「………」
どうなってるの?私…変なこと…言っちゃったの?
?「勝手に決めつけんな…そいつは本物だしキャットとして活動した二年間は幻じゃない…疑うなら月山と私が証人になるよ」
声が聞こえた方を向くとシャルロットさんと習さまがいた。
アイラ「習さま…またご迷惑をおかけしてしまいました」
私は礼をした。
月山「アイラ、安心したまえ…一緒にコーヒーブレイクでもしようではないか…本当はキングと一緒に飲みたいけれども…そうは行かないからね…」
習さまは私に気をきかせてくれたのでしょうか……金木研のお話をじっくり聞かせていただこうかしらね
アイラ「承りました…すぐにコーヒーのご用意をいたします」
私と習さまは一緒に部屋を出た。
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作者名:エメリア x他1人 | 作成日時:2018年7月11日 11時