天才転校生たちは知っている高校生編 part2 (ページ7)

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スパイ作戦！ダイヤの指輪を奪え！ページ7

アーヤside

通されたのはクーラーが効いている、綺麗な部屋。

今日は直射日光がいつもより強いから暑いって思ってたんだよね。

私達が置いてあったソファーや椅子に腰を掛けると

「ではお時間までゆっくりごくつろぎください。」

と言って根山社長は外に行ってしまった。

私はソファーに深く座り直してため息をつく。

社長っていうだけでなんだか緊張してしまうんだ。

それに良い人なんだけど苦手意識がある。

鋭い目をしているからかなぁ。

スマホで時間を確認すると10時14分。

私達が挑む予定時刻は10時30分.

私達が『スパイ作戦！』の奴に挑むからって施設をわざわざ貸切にしてくれるんだ。

そこまでしなくてもって思うんだけど・・・。

でもKZがいるってばれてここの迷惑になってもいけないしね。

せっかくここに来たんだからクリアして帰りたい！

するとドアが開いてスタッフさんと思われる男性が顔を出した。

「お待たせしました。こちらにどうぞ。」

「ではルール説明をします。」

今、私達は『スパイ作戦！』の施設に入ったところ。

思いのほか、とても広かったんだ。

二階堂家よりも広かったりして・・・。

「この専用のスマートフォンを2つ配布します。ステージは全部で3ステージ。各ステージにバーコードがありますのでスマートフォンをかざせばそのステージについての説明が見れます。スマートフォンは誰が持っていても構いません。」

そう言ってスタッフさんはスマートフォンを渡してくれた。

とりあえず目の前にいたナツと私が受け取る。

「では、いってらっしゃい！」