天才転校生たちは知っている 高校生編 part2

第3ステージ　サバイバルゲーム　またしても ページ21

アーヤside

「そうだね・・・撃たれてもどこにあるかわからないって場所がいいと思う。」

撃たれてもどこにあるかわからない？

「例えば、僕はさっき急に銃に使用不能って表示されたんだ。突然の事で焦ったよ。でも、辺りを見渡すとすぐに監視レーザー銃を見つけた。だからアーヤにも警告が出来たんだ。でも、その時に僕が見つけられなかったら敵が隠れていて、不意を突かれたとも思ったと思う。相手を混乱させておいた方が有利だと思うんだ。」

なるほど！

さすが小塚君だね！

「でも、茂みとかに隠しても上手く作動しないと思う。慎重にね。」

そっかぁ、難しいな。

「じゃあ僕は予備のレーザー銃を探してくるよ。絶対にクリアしようね！」

そう言って小塚君は行ってしまった。

この監視レーザー銃は最適な場所が見つかるまで持っておこう。

そう思って麻紐で腰にぶら下げようとした時にふと気づく。

これって護身用になるんじゃない？

私達は背中がガラ空き。

だからこれを背中に付けておけば・・・。

よし、やってみよう！

私はお腹辺りで麻紐を結ぶ。

ちょっと監視レーザー銃が当たって気になるなぁ。

早く結べる場所を見つけちゃおう。

『ミッション2、結果。チャレンジャー側、計2個。敵側、計1個の監視レーザー銃を獲得しました。』

やった！誰かがゲット出来たんだ！

『残り、30分です。』

わ、もう半分以上の時間が過ぎてたんだ。

早く倒さないと。

そう思った時、ちょうど敵が見えた。

私には気付いてないみたい。

そこで狙いを定めてレーザー銃を発射！

もちろん命中して、敵を倒せた。

よし！

『ミッション発動、ミッション発動。』

う、またかぁ！

今度は何？

『ミッション3、現在残っている敵、7名。銃を所持しているチャレンジャー、7名。残っている予備のレーザー銃、2つ。予備のレーザー銃を見つけ、もみの木の根元の箱に入れること。そして箱の上にあるボタンを押すとレーザー銃1つにつき、2名の敵を倒した事となる。しかし、残り10分までにボタンを押さなければ全員失格となる。』

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