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第1ステージ レーザートラップ ○○の上 ページ9

アーヤside

若武と黒木君はすぐに奥の方に進んでいった。

私はまず回りを見渡す。

テーブルやイス、棚などの普通の部屋に見える。

こんな大きな部屋なんてないだろうけど。

そう思いながら壁を見るとスイッチがあった。

何のスイッチだろう?

私が押してみるとパッと電気がついて部屋全体を照らした。

そしてレーザートラップが全く見えなくなってしまったんだ!

「アーヤ!電気消して!」

ナツに叫ばれて慌ててまたスイッチを押す。

すぐに電気が消えて、少しずつレーザートラップも見えてきた。

ああ、ビックリした!

こういう罠も仕掛けられてるのかぁ。

気を付けないと。

私は気持ちを落ち着かせて恐る恐るレーザートラップをくぐる。

なんとか一番近くにあるテーブルにたどり着いた。

改めてテーブルを見たけれど特に怪しいところはない。

でも何かの上に浮かび上がるって書いてあるからもしかしたらテーブルの上ってこともあるかも。

「スマホ、かざすぞ!」

どこからか若武の声がして、カチャっと音がなった。

回りを見渡したけど、どこにもパスワードは見当たらない。

この近くじゃないのかな?

「おい、見つけたか!?」

「こっちにはないよ!」

「同じく。」

「見当たらないね。」

え、全員見つけられないの?

こんなに人数がいるのに?

「つまり、俺達の目線からは見えないってことだな。」

なるほど。

何かの上って事は・・・もしかして床の上!?

大変じゃない?

「とりあえず思いつくかぎり探せ!」

う、しょうがない。

私は服を汚さないようにしゃがみ込み、床を見渡した。

でもやっぱりパスワードはない。

「全員、一旦動かないで!」

カイがみんなに声をかけて動きを止めさせる。

そして何を思ったか、あの電気を点けたんだ!

「おい、何してるんだ!」

若武はそう叫んだけど、カイはニコッと微笑んだ。

「ビンゴ。パスワードは1527だ。」

え、なんでわかったの?

私が目で訴えているとカイは上を指さした。

「あ!」

上を見るといつの間にか天井にパスワードが表示されていたんだ!

「正解は俺達の上だったって事だよ。」

「パスワード、入力したぞ!」

その声でカイは急いで電気を消した。

レーザートラップをよけながら全員で出口に向かう。

ピー、ピー

スマートフォンには『クリア!』の文字!

やったー!

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ホワイトノート(プロフ) - みゆゆんさん» ありがとうございます! (2018年11月12日 17時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆゆん - 更新頑張って下さい。 (2018年11月11日 10時) (レス) id: 523776e435 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - あおっちーさん» イメ画、お待たせしました! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます! (2018年9月16日 8時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - ホワイトノートさん» 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月13日 16時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホワイトノート | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月6日 19時

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