天才転校生たちは知っている高校生編 part2 (ページ5)

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オリジナルページ5

アーヤside

やっとの思いで二階堂家に着くと、いつもの場所に行って一休み。

お手伝いさんに飲み物をもらうとようやく一息つけた。

「ただいま。」

みんなもちょうど帰ってきたみたい。

こんな中でも全員買い物ができているあたりすごいと思う。

「で、何でバレちまったんだ？」

若武の声にナツがもう土下座でもしそうな勢いで謝る。

「ごめんなさい！実は声をかけてきた3人組、前にも会ったことがあって・・・。」

え、そうだったの？

全然知らなかった。

「その時は普通に対応したんだ。その代わりに誰にも言わないでって。でもあの3人、私の写真を勝手に撮ってSNSにアップしちゃったものだから。もう少しでこの家までバレそうになって。」

そんなことあったんだ。

私、何も知らなかった。

「で、ついかっとなって・・・。」

そっかぁ。

「まあ今回は許してあげよ？もうこんな事は起こさないって条件付きで。」

みんなも仕方ないなって感じで許してくれた。

「じゃあ、気を取り直してダンスの練習でもすっか！」

若武の一声で私達の気分は一気に変わる。

やっぱり若武にはリーダーの素質があるよね。

「次の動画はどっちの曲にする？」

どっちっていうのはオリジナルの曲にするか、曲をカバーするかってこと。

「最近オリジナル曲作ってねーし、オリジナルにしねぇ？」

そうだね！

「じゃあ音楽ルームに行こう！」

二階堂家には防音室があっていろんな楽器が揃っている。

そこをみんな音楽ルームって呼んでるんだ。

オリジナル曲は自分達の演奏だからね。

アレンジは機械だけども。

今回はどんな曲にしようかな？