何かおかしい? ページ5
相「A先生っ」
宇佐美くんの件も解決したので帰る準備をしていると、既に鞄を持った相沢先生が。
貴「あ、相沢先生」
相「早く準備終わらせてくださいよー。校門で待ってますね?」
貴「え、あっ…。はい」
そう言って彼は足早に職員室を去っていった。
すっかり忘れてたけど、今日相沢先生と帰る約束してたんだった。
…そうだよ忘れてたよ何が悪い。
貴「じゃあ、私お先失礼しますー」
「あ、A先生お疲れ様ー」
声を掛けてくれた先生に適当に返して職員室を去り、相沢先生の方に向かった。
言ってた話したいことって結局何なんだろうなぁ。学校の短い間で話せるものとかじゃないのかな。
あんまり深読みしても意味ないよね。そう思い考えるのをやめた。
貴「相沢先生!お待たせしました」
相「あぁいえ、大丈夫ですよ」
相沢先生と合流し、駅へと足を向ける。
…と思いきや、相沢先生は早速駅とは反対方向に歩き出した。
ん???
貴「相沢先生、どこに向かうんですか?」
相「え?あぁ…、僕、こっちからよく帰るんですけど、駅近の公園があるんで」
貴「…は、はぁ…?」
まぁ、相沢先生の言ってることだし、いいよね。そう思い私は相沢先生に着いていくことにした。
…が、
貴「……」
相沢先生が進んでいくのは人通りの少ない住宅街。公園なんてありそうもない。
最初は意外とこういう所にも公園があるのかも、と思い相沢先生に素直に着いていってたが、どうにもおかしい。
先生が道を間違えたとか…?それも有り得ない。
私は思い切って、聞いてみようした。
相「それでですね、生徒が出てきて_」
貴「…相沢先生」
相「…何ですか?」
それまで陽気に話していた相沢先生だったが、私が声をかけると不機嫌そうな顔でそう言った。
今日の相沢先生は何かおかしい。だからかもしれないな…。
貴「公園がある感じ、しないんですが」
相「……」
貴「…道、間違えました?」
辺りを見るような感じで尋ねると、彼は少し黙って考えるような素振りを見せた後、私に答えた。
相「間違えてなんか、いませんよ」
貴「じゃあ、どうして…」
相「最初からここに来る予定だったんですから」
いつもの可愛らしい笑顔のようにニコッと笑ってそう言った。
だが、今の私にはその笑顔が恐怖に感じた。
貴「それって、どういう_」
相「_この前、2年4組の宇佐美歩に告白されてましたね?」
貴「…っ!?」
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ゆうさ.(プロフ) - サカモトさんさん» ありがとうございます。最高だとか素晴らしいとか、私にはもったいないお言葉です……とても嬉しいです。読んでいただき、ありがとうございました! (2016年5月9日 5時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
サカモトさん(プロフ) - おもしろかったです!この満足感…本当に最高でした!大阪弁ほんと最高でした!素晴らしい作品、本当にありがとうございました! (2016年5月8日 23時) (レス) id: acea11730d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうさ.(プロフ) - あさりさん» わぁありがとうございます! 私も結構楽しく書いてたので寂しい感じです。湯豆腐って、正直多くないですよねぇ。自給自足辛い。兎に角ここまで読んでいただきありがとうございました! (2015年8月31日 21時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
あさり - お疲れ様でした 何だな悲しいですw湯豆腐さんの小説は少なかったので嬉しかったです! (2015年8月31日 20時) (レス) id: 027cd46eee (このIDを非表示/違反報告)
ゆうさ.(プロフ) - AENさん» ありがとうございます!楽しめたなら良かったです……!受験頑張ります!ここまで読んでいただきありがとうございました! (2015年8月25日 17時) (レス) id: ef5ff43dfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうさ. | 作成日時:2015年5月29日 22時