恋心に蓋を

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NOside


　謎の男を残し、何処かへ行ってしまった勝田A。生徒はポカーンとしていたり、男を探るようにみたり、警戒を解いていない。いくら勝田の知り合いとはいえ、名前もしらぬ、大きなハサミを持った男には怪しい要素しか残っていない。


　しかし当の本人は気にしていないらしく、欠伸をしたのち、みやびに声をかけた。



？「ねぇねぇ、そこの君、勝田様って普段どんな感じなの？」


日下部「えっと、その、、」



　突然喋りかけられて言葉に詰まる。それを見てつまらないと感じたのか、みやびにじりじりと迫ってくる男


？「えっと、何？」



　みやびと後、5メートル、4メートル、3メートル、2メートルに迫ったとき


織田「貴様は何者だ？」


　織田が中には割って入ってきた、みやびをかばうように立っているようにも見える

？「え、俺？君に関係なくない？今そこの女の子と会話してるんだけど。それに野郎には興味ないんだけど」

　男は織田を睨みながら言った。


？「だいたいさぁ、そこの女の子に質問してたの俺だよね？それに答えてよ。やっぱりアレの事だから、男に尻尾振ったり、あの気持ち悪い喋り方とかするの？」


　馬鹿にしたような口調で言葉を吐く、


？「ねぇ、どうなのさ」


　この一言が耐えられなかったのは、


日下部「おやめください！Aさんはそんな事していません。」


　 みやびだった。Aは同じ時を過ごしたのは短いがAの人柄もあってクラスメイトとはまんべんなく仲が良くなった。特に2人だけの女子同士で親友の間柄になったみやびは怒りを押さえきれなかったのだ。


　それは他のクラスメイトも同じだったそうで、みやびの一言を皮切りにブーイングの嵐が起こった。


？「チッ、何なんだよ、最悪」

　と吐いて教室を出ていってしまった。追いかけようとした者がいたが、時既に遅く、いなくなってしまっていた。

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