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貴方side
家康様にいつかは勧誘されるとは思っていました。けれどこんなに早いとは予想外
徳川「何を黙っている、答えはきまっているだろう?」
私は正直、中立で居たかったのです。でないとどちらかと仲が悪くなってしまう。せっかく自由を満喫しているのに…
『私はどちらかにつくつもりはありません。』
予想外だったのか周りがザワザワし始める
『皆様と平等に親交を深めたいのです。ですから、亀裂を入れるような事をしたくないのです。』
徳川「ほぉー皆平等に、か。くだらん」
回答がつまらなかったのか、はたまた諦めたかのか、彼は教室から出ていった。しかし、去り際
徳川「あ、そーだ。今度の客は随分羽振りが良いらしいな?」
『!』
まさかその話を駆け引きに出すとは…家康様はご自身がクローンだという事を知っている。それは他が何のクローンか理解しているという訳で、初めて出会った時の様に私が何のクローンで、どのような事をしているか知っている。
絶対にこのクラスの人達にバレたくない。
せっかく、せっかく手に入れた学校生活。少しの間だけでも自由になれたのに、壊れてしまう。それだけは阻止しないと、
顔が青ざめていくのが自分でも分かった
彼が出ていった後、全身の力が抜けて自立できなくなる
上杉「!?大丈夫かい」
『上杉様、ごめんなさい』
上杉様の手を借りて立つ、それでもまだふらつくので、反対側にいた黒田様も手をかしてくださった
黒田「大丈夫だ、少し違う所で休もう」
教室を出て少しした所にある、ベンチに腰掛ける。
『本当に申し訳ありません…』
上杉「気にしないでくれ」
黒田「そもそも体調は万全ではないのだろ?」
ならしょうがないと励ましてくださる。御二人は紳士で私が気にしないように他の話題もふってくださって、あっという間に1時間たってしまった。
『!授業…』
上杉「サボっちゃったね」
『どうしましょう、私のせいで』
黒田「まぁ、たまには良いだろう」
『え、でも勉強は…』
黒田「俺達なら1日位平気だ」
上杉「僕や黒田、勝田さんは成績は申し分ないからね」
『確かにそうですが…よろしいのですか?』
黒田「俺はいいぞ」
上杉「僕も一向にかまわないよ」
『なら、私も』
黒田「どうせこれから授業に出てもつまらぬだろう」
上杉「そうだね、どっか行く?」
黒田「賛成だ。今の時間帯なら何処も空いている」
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サナ - そういえば前卵を割ったら双子さんが二個も出てきたんです!(どうでもいいですよね)すごくこの話面白いです! (2022年12月18日 19時) (レス) @page16 id: 1da0142502 (このIDを非表示/違反報告)
あーゆ - ほんとこのお話好きです!いつも楽しみながら読んでおります。更新、無理せずに頑張ってください(≧∀≦) (2022年9月25日 21時) (レス) @page36 id: 9e0a165efa (このIDを非表示/違反報告)
檸檬の妹(プロフ) - 初めまして!ひっそりとこのお話を読ませてもらっています!花魁というところに惹かれました!秀吉くんと信長くんと竹中くんとの絡みが見たいです!更新頑張ってください! (2022年9月15日 7時) (レス) @page17 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話大好きです!!私も上杉くん推しです!!上杉くんとの絡みもっと読みたいです!!更新頑張って下さい!!楽しみに待ってます!! (2022年9月11日 21時) (レス) @page7 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - はじめましてあんずです、、、推しが同じです!頑張ってください! (2022年9月4日 21時) (レス) @page2 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スメナリ | 作成日時:2022年9月4日 19時