恋心に蓋を

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貴方side


　『おはようございます』



　昨日は家康様と明智様の旗印戦の後、織田様が“天下を取る”と宣言されました。これからどうなることやら…


『みやびさん！？その口元に傷はどうされたのですか？』


　痛々しい傷跡が口元に。聞けば家康様に殴られたそう。何てこと、女性に手を出すだなんて。跡が残ったらどうするのですか。朝から少し不機嫌になっていれば放送がかかった



魔村「新しい旗印が立てられました。立てたのは1年B組北村和郎くん」



北村「勝田Aを4時間以内に倒す」



魔村「尚、同じ旗印が合計250本提出されました。旗印戦は2時間後に開始します」




　勢いよく視線が集まる。北村和郎さん…何故わたくしなのでしょうか



豊臣「250本…？」


上杉「いたいけな少女になにを」


伊達「弱いものを狙う手法か」


黒田「また示し合わせたような旗印…」


伊井「今回は俺じゃねぇよ」



日下部「北村…和郎！？」


織田「どうしたんだ、みやび急に叫んで」



　突然大きな声で叫んだみやびさんに視線が移る。私の目の前まで来て言った


日下部「あの手紙の方ではないですか？」


伊達「あの？」


日下部「もしかしてまだ相談してないのですか！？」


　相談、というワードに皆様が引っ掛かったようで、顔を険しくされている。隣に座ってらっしゃる黒田様やち近くにいらっしゃる竹中様の眉が恐ろしい事になっていた



黒田「勝田、相談とはどういう事だ」


『大した事ではないのですが…』


日下部「何をおっしゃるんですか、あの手紙が普通な訳ありませんよ！」



上杉「勝田さん、正直に言ってくれないかな？」



『分かりました。実は…』

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