恋心に蓋を

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貴方side




　どうして着替があったのかって？企業秘密です。因みに今日は庭師の門倉はいません。自室に置き手紙があり、





“勝田様
急用が入りまして、2日程帰れそうにありません。4日分程の仕事は終わらせたので、長引いたとしても大丈夫です。手紙、貢ぎ物は何時もの場所に置いてありますゆえご確認を。客は振袖新造３名が水揚げする為、4日は仕事はありません。”




　ですって、お休みを頂けたことが何より嬉しいです。振袖新造の３人が水揚げをするのは何とも言えないのだけれど





『みやびさん、寝間着はこの浴衣で我慢してくださる？この家はほとんど和服しかなくて』




日下部「逆によろしいのですか？」




　『ええ、是非。殿方達が帰ってきたらわたくしたちもお風呂に行きましょう』




　40分ほどしたら帰ってきたので、みやびさんとお風呂に向かう



日下部「何とも広い…温泉宿と同じくらいですよね」



『そうかもしれませんね…いつもは気にしたことなかったのですが』



　
　いつもつけている白椿の簪をとれば、髪がシュルシュルと落ちる


　産まれてから1度も散髪していないから200センチはあるだろうか、手入れは中々大変で、洗うのも乾かすのも大変。毛先まで艶やかさを保つのも大変。


　けれどトリコフィリア、毛髪愛好の方がいらっしゃるから手は抜けない。




日下部「とても長いんですね、しかも毛先まで綺麗」




　『ありがとうございます。入浴前に髪を梳かすのもポイントですよ』




　髪を右に集め梳かせば、一気に艶がでる



日下部「わぁ、凄い」


　


⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
〜同時刻、大広間では〜


榊原「風呂も大きかったな〜」


伊井「な〜銭湯よりも広かった気ぃするわ」


豊臣「なぁなぁ、今女子達が風呂に入っとるやん、ワンチャン見れるで」


　呆れた視線が集まるが、これっぽっちも気にしない秀吉



豊臣「何でやっ！男のロマンやろ！」



上杉「やめておいた方が良いと思うけど」



豊臣「もしかしてひよっとるん？」



　さぁ、その言葉に乗せられたのは約数名。そし止めようとしたのが約数名。のぼせて寝ているのが1名。その付き添いも1名



毛利「龍造寺は風呂でのぼせて寝てしまってな、誰かが近くにおった方がよいじゃろ」

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