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前話でも話したが船を降りるまでの1日。
そのたったの1日が大変だった。
白ひげと話して、一夜開けた朝。そう、爽やかなはずの朝だ。
«あーあーマイクテスト、マイクテスト…
全船員に告ぐ。オヤジからの船長命令だよい。
ギルダーツを息子に口説き落とせ»
「……………………………………は？」
意味のわからない放送に首を傾げたその瞬間、ちょうど出ていた甲板の全クルーが一斉にコッチに向いた。
「え、…は？…」と驚きに固まる俺を他所に放送は続く。
«勧誘した理由はいつも通り『気に入った』だ。本人は断固拒否らしいがオヤジがウチに欲しいんだとよ。
あと、お前ら聞いて驚け。
ギルダーツがオヤジの病気を治療できる医者を紹介してくれたよい»
強くなった。
何がって、目線が。
人殺すのか？ってぐらいの目力で見てくる強面の男達。
「ギルダーツ………」
ｶﾞｼｨｯｯ!!
「ｯｯｯ!!??」
振り返れば血走った目で肩を掴んでくる4番隊隊長。
「本当か？マルコが言ってること本当なのか？」
「えっと……」
「本当なんだな？？？？」
なにこの圧。
周りのやつもすげえ見てくるし。
「っっっ、」ｼｭﾝｯ!
「なっ、逃げやがった！！！」
思わずソル並の速さで逃げたのは仕方がない。仕方がないったらない。
「追いかけろ！！口説き落とせ！！！」
そしてそこから始まるリアル鬼ごっこ。
ギルダーツVS白ひげ海賊団
おい、まて。船の中だけで逃げろって？？
無理だろ。
「あいつを弟にしろ！」
「俺らの感謝でもみくちゃにしてやれ！！！」
すごい形相で走ってくる男たちは怒鳴り声を上げながら意味のわからないことを言ってるし、
「まてお前ら！こいつたぶんエースタイプだ！ほっとかねぇと懐かない猫タイプだ！！」
「おめぇ好きなもんはねぇか？やっぱり肉か？」
懐かない猫に近づくようにゆっくりとにじり寄ってくる男たちの手には何故か猫じゃらしと肉。
「むふふ、兄貴も白ひげに入れよ！」
「勘弁してくれ」
隠れる俺の横ではニコニコと嬉しそうなエース。
「あ、サッチ！兄貴ならここだぞ！！」
「何！！」
「おまっ裏切ったな！！？」
弟にも裏切られ休めるのはあまり勧誘してこないナース達のところだけという…。
それは島に着く時まで続き、
「逃がすなっ！！」
「じゃあな！！もう追いかけてくんなよ！！！！」
脱兎のごとく素早く船を降りたのだった。
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Aceyu(プロフ) - かちかち太郎丸さん» 繰り返すほど読んでいただけるなんて感激です！夢主くんがどのようなエンドを向かえるか、どうぞ続編もお付き合いいただけたら嬉しいです😊😊 (12月31日 21時) (
レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - ばってんさん» にやけて下さってありがとうございます！もっとにやけて頂けるよう頑張ってみます笑 (12月31日 21時) (レス) id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
Aceyu(プロフ) - チャパさん» コメントありがとうございます！いつも時間が空いて申し訳ない…それでも読んでくださって嬉しいです。頑張って続編書かせていただきます！ (12月31日 21時) (レス) @page40 id: abb97a4c1c (このIDを非表示/違反報告)
かちかち太郎丸 - 更新ありがとうございます！！！ずっと前に見つけては繰り返し読みに来てしまってます！設定も書き方も全部大好きです！！！！！ (12月3日 15時) (レス) @page37 id: b4989b061f (このIDを非表示/違反報告)
ばってん(プロフ) - 一気読みしてしまった…続きが欲しいです…🥲🥲 (2023年2月5日 23時) (レス) @page32 id: 33b58415e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aceyu | 作成日時：2021年5月18日 12時
