やあ ページ6
「おい」
「”おい”だなんて。名前で呼んでおくれよ、私にはAっていう素敵な名前があるんだ」
夢で聞いた優しく、
俺を包み込んでくれるような声。
接点なんて、どこにもなかった。
里も境遇も全く違う。
初めて会ったはずなのに。
「試合終わったんだね。なら、ちょっと息抜きしようよ」
なぜだろう。
彼女の声は、自分自身でさえもわからないような心の深い部分にまで届いている感じがする。
「一度話してみたかった」
「我愛羅くんとね」
久しぶりに名前を呼ばれて。
「我を愛す・・か。いいんじゃない、自分を受け入れることは、とても大切な事だよ」
でも、トラウマ化している光景が頭に浮かんで、きっとにらみつける。
「お前のような他人が、わかりきったような口を聞くな」
そういうと、彼女は憂いのある表情を浮かべたまま、同じように言った。
「わかるさ」
「わたしと君は同じだからね」
圧力をかけて睨み付ける。
「どういう意味だ」
ぐるりぐるり。
彼女の瞳が染まっていく。
黒が赤に染まっていく。
ぐるりぐるり。
ついに赤に染まり終わる。
「独りぼっちを極端に怖がってるってことさ」
妙に核心を突かれた気がした。
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ユア(プロフ) - 紫恩さん» あざにゃん。。。あざにゃんらしさを残しつつ夢主らしさを忘れずにストーリーを進めていきたいです (2016年7月26日 18時) (
レス) id: 5502c42b4a (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - アザミさん大好きです！！！ (2016年7月26日 12時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りら・ゆら | 作成日時：2016年6月10日 18時
