検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:11,002 hit

【仲良しカップルの甘い休日】side:You ページ11

腹が空きはじめる夕暮れ時に、キッチンから包丁がまな板を叩く軽快な音が聞こえてくる。いつもなら俺が作っているが、今日は独歩さんが前々から宣言してくれていた通り、彼が夕飯を作ってくれる最中だ。


「(独歩さんがエプロン着て、キッチンにいるって不思議なカンジするな...つか何作ってくれるんだろ?)」


ひふに教わってたらしいから、大丈夫だとは思うけど、怪我しないかちょっと心配だったりする。
時々スマホ見てるから、多分レシピのメモでもしてあるんだろうな。


そして数分後、キッチンからいい匂いが漂ってきた。多分完成したんだと思う。


「待たせたな...出来たぞ」
「うわ...美味そう」


独歩さんが食卓に運んできたのは、俺の好物の一つである、大根おろしがたっぷりの和風ハンバーグ。あとは、サラダと白飯。


「独歩さん、食べてもいいですか?」
「あ、味は保証しないからな...っ」

そう言いながらも、独歩さんの眼差しは期待を帯びている。可愛いなと思いつつ、俺はハンバーグをひと口。


「美味っ..!これ、母さんが作るより美味いかもしれないです」
「ははっ...流石にそれは言い過ぎじゃないか?でも、ありがとな」
「独歩さん、ずっと俺のために練習してたんですよね?俺、凄く嬉しいです...」
「一二三の教え方が良かったからな。なんとかAに食べさせられるまでには、上達したと思う」
「謙遜しないでください。わざわざ俺の好物を練習してたなんて...ほんと独歩さんには敵わないよ。...俺のためにありがとうございます」
「あ、あぁ...」


遠慮しまくる独歩さんを褒めちぎると、頬を染めて顔を背けられた。...照れてる照れてる。そんな独歩さんを眺めながら、俺は箸を進めた。本当いい人を恋人にしたよな、俺。

せっかく有給をハゲ課長から、独歩さんの分含め2日もぎ取ってきたんだし、しっかり2人きりの休日を満喫しないとな。

【仲良しカップルの甘い休日】side:DOPPO→←【仲良しカップルの甘い休日】side:DOPPO



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
123人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

氷牙 - yu_cさん» お久しぶりです!!!更新すげぇ待ってました!!!リクエスト設定超絶気に入りました!!これからも応援していきます!!!! (2020年8月18日 22時) (レス) id: 9ce0c7ed9b (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - yu_cさん» よろしくお願いします! (2020年2月29日 8時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)
yu_c(プロフ) - 氷牙さん» クーデレ主×頑張り屋独歩くん、後輩主×デレデレ銃兎さんですか!!いいですね!内容が完成しましたら投稿させて頂きますね! (2020年2月21日 22時) (レス) id: a6782d3e13 (このIDを非表示/違反報告)
yu_c(プロフ) - 氷牙さん» 更新が滞っていてすみません(汗)ずっとプライベートが忙しかったのですが、最近ようやく落ち着いたのでのんびりと更新を再開しようと思ってます!読んでくださってありがとうございます!頑張りますね!! (2020年2月21日 22時) (レス) id: a6782d3e13 (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - クーデレ彼氏と頑張りや彼女(独歩)をお願いします。あと出来れば、銃兎で職場の後輩にデレデレな感じを書いてほしいです。 (2020年2月11日 7時) (レス) id: 990e5cc797 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:yu_c | 作成日時:2019年12月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。