イケメン過ぎて逆にモテねぇ！【Alan.S】２

#57 ページ10

亜嵐side



｢おはよ、結渚｣

『っ、なにしてんの、』

｢モーニングコール？｣

『ソーシャルディスタンスって知ってる？』

｢った.............痛てぇよ笑｣

もう付き合えたことだし、
お互い寝室分ける必要もなくなったよねって。


そしたら枕俺の顔面に放り投げてくる結渚。



"その国宝級顔面つぶれとけ"だってさ笑


｢いいじゃん、一緒に寝たい｣

『亜嵐くん変態だからヤダ』



だから勝手に入ってこないで！って
この可愛い可愛いカノジョに毎日怒られてる
EXILE/GENERATIONSの白濱亜嵐です。




『ノックしてよ！着替えてたらどぉすんの？』

｢したじゃん、寝てたのそっち｣

『はぁ〜.......、ほんとに、もう.......』

｢とか言っといて？｣

『嬉し〜....................くないわ、バカっ！』


年下のくせに生意気な！なんて、もうこれだけ一緒にいたらそんなのも慣れちゃった。



｢ほんとツンデレなやつ、｣

『私はあのコみたいに可愛くないよ〜だ』

｢あのコって？｣

『映画で共演してたあのコ、』

｢あぁ〜、あのコ笑｣



確か、俺が結渚の前で
今度一緒なんだよね〜、この子可愛いよねぇ、
みたいなこと言っちゃったんだっけ。


まぁそれ根に持ってるこいつが一番可愛いけど。



｢結渚も可愛いけど？｣

『.............って、なによそれ.......』

｢ん？｣

『"も"って何！"も"って！そこはもうちょっとキュンってくるような言葉期待してたのに』



なになに今の、逆にめちゃくちゃキュンってきた



｢.......おいで結渚、｣

『なに、』

｢ほら、こっち｣



両手を広げて待ってたら、
迷いなく俺の方に飛び込んできて、背中の服ギュッて掴む結渚。



｢俺には結渚だけだから｣

｢不安になることなんか何もないよ｣

『亜嵐くん、バカぁ〜』

｢バカですがなにか？｣




俺らカップル、

一周まわってバカかも知れないと
最近気づき始めました。



｢ソーシャルディスタンス良かったの？｣

『おいでって言ったのそっち』

｢素直になれよ〜｣




うちのカノジョ、
さらにツンデレ度合いが増した気がします。



まぁ可愛いから許しますけどね？！


嫉妬しちゃうとこも、ツンデレなのも、
"はやとん"には甘いとこも、


全部全部結渚だから許せるし、
結渚だから俺も好きなわけだし。



結局は、
結渚と一緒じゃなきゃ面白くないんだよなぁ。




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