僕のお嬢様

22.お嬢様、葛藤する ページ28

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晃「はあ！？お前これ絶対おかしいやろズルやん！！」

「してません実力です〜てか関西弁キツ」

晃「関係ないやろ！おかしいわもう一回やんで」

「いいよまた勝つから」




たまたま通りかかったゲームセンターのマ◯オカート。吉野くんがやった事ないって衝撃的な事を言うからやる事に。こんな楽しいのやった事ないなんて勿体なさすぎる…。




晃「なんでこんな強いん」

「祐基に鍛えられたからね。拓弥も強いよ」

晃「お前付き人とこんなんやってるん…」

「松尾くんとやんないの？」

晃「やらん。今度やるわ」



そん時お前も来いよ、と吉野くんが呟く。じゃあ一層の事あの二人も連れて行こうかな…ゲームやったらみんな仲良くなれるでしょ…



……いやあの二人は無理かな…単純すぎか…






晃「あー疲れた、メシ行くで」

「何食べんの」

晃「何食いたい」

「…オムライス」

晃「お、可愛いの言うやん」




へらっと笑った吉野くんが私の頭をぽん、と撫でた。…駄目だ駄目だ、わかってるのにきゅんとしてしまう……



けど道路側にいた私とさりげなく場所を替わってくれたり、レディーファーストをさらっとしてくれたり、この時間で吉野くんの好感度は爆上がりしてしまっている。よく笑うし私が話してる時はうんうんって聞いてくれて聞き上手。けど吉野くんは話すのも上手いし面白い。いやでもこれってやっぱ……







「……慣れてんのかな〜」

晃「なんて？」

「いやなんでもない」




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