【あんスタ】真白友也、厨二病に恋をする (ページ14)

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笑えりゃなんとかなるのさ！ページ14

fineとデットマンズは全く方向性が違うユニットだ。

デットマンズが解散した後、俺に事件が起こったのだ。

下校途中で知らない男達に拉致されたのである。抵抗したが睡眠薬を無理矢理飲まされて連れさられてしまった。

もう駄目だと思った時、英智の家の軍隊…というか護衛の人達によって俺は救出された。

拉致される様子を車で下校をしていた英智に発見されなかったら、私は今この世にいたのやら…。

そんな事があって、英智からの勧誘と恩返しでfineに入る事になった。

その事件の前から英智とは同じ部活で、それから蓮巳くん繋がりで俺と英智は交流する事があった。朔間の兄から新ユニットにも誘われていたが、英智からの頼みには断る理由が無かった。

俺は先輩にもタメ口の悪い後輩だけど、それでも英智は俺を受け入れてくれた。

でも精神的に活動する事が難しくなり、活動停止となった。

その時に二年前に作った占いのことを思い出した。その占いに当てはめて一週間後の未来を予測する、運命のカードというものを作り出した。

そして俺は、真白友也という人物に出会った。

________

友也side

友也「Aさんすっごくかっこよかったです！！歌も躍りもパフォーマンスも完璧で…、本当に尊敬します！！」

『ありがとう。ま、この我が完璧であるのは当然だがな？フハハハ！！』

友也「そ、そうですね……」

相変わらず変わった人だよなぁ…。

でも昨日のステージを見てから、本当にAさんを尊敬している。キラキラ輝いていて、完璧なライブだった。

そんなAさんの隣に俺がいても良いのか。あれほどのライブが出来るなら会長や蓮巳先輩とか朔間先輩、……変態仮面なんて人がお似合いだろう。

なんで、俺なんだ？

いやいやもちろんAさんの事は好きだ。だけど運命のカードとかいう占いでたまたま俺が出たから、それだけの理由でしょうがなく付き合ってるとか……？！

ぐるぐる脳内で勝手な妄想が暴れる中、Aさんがそっと俺の手を取った。

『俺はな、友也くん。別に女を捨てたわけじゃないんだ。だから恋人と手を繋いだっておかしくないだろう？』

友也「Aさん……そ、そういう恥ずかしい事をよく平気で言えますね！」

だんだんと俺は顔が赤く染まっていくが、Aさんは全然照れずにケロッとしている。

この人に羞恥心なんて無さそうだもんな…。