トリスタメンバーは絡みやすい ページ2
真白side
普段と変わらない放課後。けれど、彼女の存在はとても大きかった。彼女はトリックスターのメンバーと一緒に、これから帰宅するところだろう。
気がつくと、何か見えない力に引っ張られるように、俺は北斗先輩の元へ駆け寄っていた。
真白「あっこんにちは、北斗先輩！」
北斗「あぁ、友也か」
どうしても、北斗先輩の隣にいる彼女が気になってしまう。
そう言えばこんな綺麗な女の人って、今まで見たことあったかな？
女子の生徒がいるっていうのは噂で聞いた事あったけど、こんなに美人だとは思いもしなかった。
そんな事を考えていたら突然彼女とぱっちり目が合った。
うわあああああああああ！？！？
ど、どうしよう、目があっちゃった！！！
落ち着け、落ち着け俺……。
ドキドキうるさい心臓と呼吸を整えながら、俺も負けじと先輩と見つめ返す。
こう改めて見ると、本当に顔の整った人だ。
それより、まだ目があってるぞ…長い…。何秒か見つめあっていたら、突然彼女が口を開いてこう言った。
『＿＿御主、我と今、共鳴したな？』
＿＿＿え？
今、彼女、なんて言った？
『だから、御主、今我と共鳴したかと聞いておるのだ！』
真顔になり固まる俺に対してこの先輩は、また意味不明な事を言ってきた。
いや、本当に意味が分からない。
真白「きょ、きょうめい…？」
『フハハハッ！そうだ共鳴だとも！！』
う、嘘だろ！？まさかのこの女神のような人までヤバイ人だと言いたいのか！？
頭を混乱させながらも、とりあえず彼女が本当におかしくない事を願いながら対応し始める。
真白「いや、あの、ただ目があっただで……」
『己の眼だけでは通じない…。つまり眼では無くお互いの波動を通わせる、と言いたいのだな！』
真白「えっ、あ…は、はい…」
この人、
もしかして…あの、いわゆる…
スバル「あー、君、ともやくんだっけ？一応注意だけど、タニーいわゆる厨二病だから気にしないでねー」
遊木「うわぁ、そんなハッキリと言うなんて…Aちゃん傷つかない？」
『そんなことないぞ』
衣更「さすが、折れない心を持つだけあるな…スゲェ…」
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作者名：め | 作成日時：2017年10月14日 14時
