･状況処理能力ゼロ ページ25
まだ傷が癒えてなかった…
戻って来るには、早かったんだ。
幻聴、幻覚、その香りまで…
両手の重みや痛みなんか忘れて
ここまで重症になってしまった自分が嫌になった。
A「…っ、」
とてもじゃないけど、仕事をする気分じゃなくて
一旦ｽｼﾞの家へ帰ろうと思い、ゆっくり後ろを向く…
ｼﾞﾝ「どこ行くの？」
A「っ!?」
ｼﾞﾝ「鍵開いたけど。」
＿ﾄﾞｻﾄﾞｻｯ…
笑っている…
私の目の前で、ｼﾞﾝさんが笑ってる。
その瞬間…目が合ったと同時に両腕の力は抜け
必死に守っていた荷物は音を立てて地べたへ落下。
A「…ぁ、…っ」
はっきりと見える幻覚に声が出ない。
そんな私を見て、ただクスクスと笑うだけの幻。
A「なに…っ、してるんですか…」
やっと吐き出した言葉。
ｼﾞﾝ「何って…仕事終わったから家に帰ってきたんだよ。」
質問しなきゃ良かった…
幻は、夢のようなもので
意味の分からない発言や出来事がほとんど。
まともな答えが返ってくるはず…
ﾕﾝｷﾞ「何やってんだ、玄関の前で。」
っ!?
ﾅﾑｼﾞｭﾝ「今来たの？ナイスタイミング。」
ﾎｿｸ「感動の瞬間なのに場所がちょっとね(笑)」
ｼﾞﾐﾝ「…っ、Aちゃんだぁ…」
ﾃﾋｮﾝ「大丈夫？幽霊でも見たような顔してるけど。」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「あぁー!?たまご割れちゃってるよ!!」
…幻が…増えた。
A「…っ、」
ﾎｿｸ「掃除道具まで買ってきてくれたの？さすが。」
ﾅﾑｼﾞｭﾝ「掃除の前にダンボール山を何とかしないとな。」
ﾕﾝｷﾞ「腹減った、何か材料ある？」
ｼﾞﾐﾝ「色々買ってきてくれてるよ♡ﾞ」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「きゃはー♡ﾞ久しぶりに美味しいご飯食べられる〜♡ﾞ」
ﾃﾋｮﾝ「とりあえず中入ろうよ。ｼﾞﾝﾋｮﾝ、Aちゃん連れて来て。」
何故か、ぞろぞろと家の中へ入っていく…
ｼﾞﾝ「ほら、行くよ。」
A「…っ!?」
そう言って手首を掴まれ
じんわり伝わってくる体温…
A「ほんとに…いる…っ、」
ｼﾞﾝ「相変わらず面白いね。」
…っ、幻じゃないの!?
全然頭が追いつかないんですけど!?
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k.n(プロフ) - 久しぶりに読み直しましたが、やはりとっても素敵な絆ストーリーで大好きです。ペン卒されたとのことですが、この作品は消さずにとっておいて頂けたら幸いです。 (2023年3月10日 17時) (
レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
鵜飼 - すっごく感動しました (2022年2月5日 23時) (レス) @page35 id: 57a295bc52 (このIDを非表示/違反報告)
xts9cp5sUjUGJbj(プロフ) - 今まで私が読んだ話の中で1番、絆の感動的なストーリーの中にほんのり甘い恋愛があって、甘すぎなくてとても読みやすくまさにどストライクなお話でした！！作者様が描くジンくん超好みです、ありがとうございます(?)番外編など気長に待ちながらこれからも応援してます！ (2021年9月28日 3時) (レス) id: a176559be4 (このIDを非表示/違反報告)
k.n(プロフ) - 何度読み返しても素敵なストーリーで、メンバーとの絆を感じます。それぞれの動きが『その人らしい』雰囲気で、恋愛恋愛してない感じが最後のジン君とのやりとりにグッときます。番外編気長に待ってます！ (2021年1月19日 15時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
Ako(プロフ) - 一夜で完結まで読み終えました。本当に本当にほーんとに面白かったです！！！！！！感動と悲しい気持ちとでわんわん泣きました笑続編とまではいかなくても番外編みたいなのをできたら作って欲しいです！！ジンくんとの恋仲でもみんなの日常的なものでも！！！ (2020年12月5日 7時) (レス) id: 1395fa2c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2020年5月17日 18時
