キモチ (ページ23)

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Aran Side

「あらん、夜ご飯どうする？」

『ん、なんか食べ行こうか』

ずっと好きだったAが
「わたしの、彼氏になって」
と言い出した

ずっと手に入らないと思ってた
Aが俺の彼女になって

嬉しくて嬉しくて強く抱きしめた

Aは「苦しいよ～」なんて言ってたけど
大事に、そして強く抱きしめ続けた

そんなこんなで俺がAから
離れなくて、気づけば夕方

「あらん何食べたい？」

しいて言うなら…

Aを食べたい

そんな恥ずかしすぎることなんて
まだ言えないから

『Aは？』

「ん～、お肉かな」

『可愛くねぇな』

「え？なんで！笑」

『そこは普通、イタリアン♡とか
オムライス♡とか言うとこだろ』

「だって、お肉食べたいんだもん」

はいはい。

可愛くない、とか自分で言いながらも
めっちゃ可愛い。

むすってちょっと拗ねたような顔も
可愛すぎる

結局、Aに激甘な俺は
言われるがまま焼肉屋に向かった

.

「ん～美味しい」

俺は結構色んな店巡るの好きなタイプだから
前行って美味かった焼肉屋に
Aを連れてきた

『ちょっとトイレ行ってくるわ』

ある程度お腹いっぱいになって
トイレに向かった

いつもより少し長めに鏡をみて
髪を少しだけ直してAの元へと戻った

『は？』

戻ると、そこには最近よく見るシルエット

後ろから見ても分かるスタイルの良さ

『なんで美勇人がいんの？』