千冬の涙 ページ15
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松野君と連絡が取れなくなって１ヶ月
彼女でも出来たのかな。とか考えて私は少し落ち込んでいます。
家のソファーの上でため息を着くとママが私の前に立った。
｢Aちゃん〜、今日おじいちゃんのお墓に行ってきてくれない？昨日おばあちゃんがおじいちゃんにお花持ってきたの｣
｢ママが行けばいいじゃん｣
｢ママはちょっと山田さんの家に用事があるの。｣
仁王立ちしているママに勝てる訳もなく、昨日おばあちゃんが持って来たおじいちゃんへのお花とお供え物を持ってお墓に行くことにした。
_____________霊園
(おじいちゃんお元気ですか？私もママもおばあちゃんも元気です。)
小一時間くらいおじいちゃんと話した。
何だかんだおじいちゃんっ子だった私からすると、やっぱり少しうるうるきちゃう。
｢えっぐ…っ…えっぐ｣
2つ前くらいから泣いている声が聞こえてくる。
あぁ、なんか寂しい事があったのかな。なんて考えていると｢場地さん……｣って読んでいる声が聴いたことある人の声に似ていた。
(まさかね……)
失礼かな。って思いながらもそっと声の人を見ると松野君が泣いていた。
(なんで…松野君…)
求めていた君はとても小さく、すすり泣く声を聞くと大事な人が亡くなったのだとすぐに気付いた。
(松野君が悲しい時、辛い時、私は何も出来ない。
私は君の彼女じゃないから。特別な人じゃないから。
今はきっと1人になりたいよね。)
私はそっとその場を離れた。
霊園の入口で松野君を待つ事にした。
何時間も待つかもしれない。
それでも…少しでも…君の心の支えになりたい。
そう思ってしまったのだ。
もし嫌われてしまっても今1人で泣いて、1人で辛い思いをしている君を1人にしたくない。
そう思う私はただのエゴだと思う。
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茜８９ - やっぱ千冬は何をしてもカッコイイなー！(その反面可愛いし)この作品と千冬とちゅんさんが大好きです！更新頑張ってください！！(ちょいエロ系好きっス←) (2021年7月11日 0時) (
レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 雪見大福さん» 私も青春したかった… (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 椎さん» 大好きって嬉しいです！これからも頑張りますね！！ (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 郁乃さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - やべ青春だぁ…いいなぁ (2021年6月26日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2021年6月16日 13時
