合流 ページ36
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ドンッと大きな音と共にチャクラ砲が発射されたのだ。
しかしチャクラ砲は当たること無くAが展開した巨大なワープゲートの中に入り別の所に移動され爆発したのだ。
下では「「なんだ!なんだ!?」」と慌てる声が聞こえているが、私の意識が少しだけ朦朧としてきた。
それもそのはず、
木ノ葉から霧隠れの里までワープゲートでの移動、
そしてチャクラ砲という巨大なチャクラの塊の位置変更に使ったワープゲート、
もうAのチャクラは瀕死なみにすり減っている。
「A!?!?」とサラダの声が船内から聞こえる。
しかし要塞の方を見ると二発目の準備がしてあり、時間が無く踏ん張るしかない状態だ。
『サラダー!お姉ちゃん限界かもしんないけど、貴方だけは死なせないからね!!』
「なっ…!もうワープゲートは使っちゃ駄目よ!!死んじゃう!!」
他にもデンキやメタルやイワベエの声が聞こえるが、何を言っているのか分からない。
それくらいには消耗している、
(あぁ…死ぬ前に会いたかったな…ボルト)
Aは印を組んで二発目に備える、
二発目が撃たれた瞬間に印を完成させてワープゲートを展開させる予定だ。
(二発目…防げたら後は自分達で逃げ切りなさいよ!!)
しかし二発目は発射されること無く、
要塞が自爆してつぶれていったのだった。
「Aっ!!」
サラダが甲板にあがり私を抱き上げた。
『良かった無事だね…』
「もう…本当に無茶しないでよ…しゃーんなろ」
『しゃーんなろー』
拳を二人で合わせて無事を喜ぶ、
船の中にある部屋へ案内されたのでそのまま目を閉じようとするとコンコンと部屋のドアがノックされた。
『はい』と声を出すとそこからボルトが心配そうな顔でコチラを見ていた。
「無茶すんなってばさ」
私の近くにより泣きそうな顔をしながら私の手を握るボルト、思わず『ふふ』と笑うと「笑うなってばさ」と言って少し赤い顔をする。
『彼氏に会いたくて無茶しちゃった』
「…彼女がどうしようもなく、無茶をするから命がいくつあっても足りないってばさ」
『ちょっと眠るね…彼氏さん』
「何日くらいで起きますか?彼女さん」
『3日後ね…おやすみ』
目を閉じた私の頭をゆっくりと撫でてボルトは部屋から出て行った。
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ちゅん(プロフ) - プリンさん» えぇ、感想嬉しいです^. .^ ੭私の自己満の夢小説だったんですけど、こんなに喜んで貰えたら更新頑張れます!!^. .^ ੭笑 (7月19日 6時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 凄いほんとにすごい!サラダがシスコンなのがちょっと意外かも…ボルトとの関係にすごいドキドキしてこっちまで顔赤くなっちゃった!!!めっちゃニヤニヤしまくってた!!!ありがとうございます! (7月17日 9時) (レス) @page32 id: b0a3cb570a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - こーがさん» コメント気付きませんでした!嬉しいコメントありがとうございます!ですよね、分かります!私も妄想を小説にしてしまいました!(笑)奇跡起こりましたね!笑 (5月25日 23時) (レス) @page21 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - サクラちゃんのピンクを受け継いだサラダちゃんと姉妹設定のソレをちょうど最近妄想した私にとってこの作品との出会いは奇跡でしかない。ありがとうございます。 (2023年4月25日 0時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2023年3月28日 23時