中忍試験 ページ26
.
『ふーん、火影邸に行くならワープゲート出してあげよっか？』
「頼む」
私は手で印を組んでワープゲートを展開した。
パパはヒナタさんに「邪魔したな」と言ってワープゲートを通り火影邸に向かった。
「ま、待ってくれA！俺にもワープゲートを出してくれってばさ」
『____やだよ！今のボルトに協力したくない』
「っ……もう頼まねぇってばさ！！」
そう言って走り去るボルト。
「Aちゃん…ごめんね？」と言うヒナタさんに『冷めちゃいます。ご飯食べましょう』と言ってヒマワリちゃんの誕生日会を再開したのだ。
_____________________________
その後はボルトと会う機会もなく、私も任務で里を後にする事が多くなんとなく気まずいまま中忍試験の日になってしまった。
「A、貴方は最終試験だけでしょ？」
ママに玄関で話しかけられた。
私が靴を履いて試験場に行くのが不思議で仕方がないみたいだった。
『んーー他里の人達も気になるし、みんなも気になるの』
「そっか、まぁ頑張りなさいよ」
『はい！ママ』
_____________________________
試験会場に着くとみんな集まっていた。
「A」
『あ、シカダイ久しぶりだね』
「おう、それよりAは最終試験からじゃなかったのか？」
『見学！！！』
「物好きだな、お前も」
シカダイと話しているとみんな集まってきた。
もちろんその中にボルトもいたのだが、
私と目が合うと気まずそうに目を逸らしたのだ。
(まだ気にしてるの、ボルトのやつ…)
男らしくない奴は好きじゃない。
そう思い私もボルトに話しかける事はしなかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅん
| 作成日時：2022年11月1日 11時
