雷バーガー ページ17
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『ねぇシカダイ、雷バーガー食べたい』
「真っ直ぐ帰らねぇのかよ」
『久しぶりに病院食以外が食べれるんだからいいでしょ!』
「あぁ、わかったよ」
Aとシカダイは雷バーガーのお店に入る。
色んな下忍達や、子供達で賑わっていた。
「買ってくるから待ってろ」
そう言ってシカダイは雷バーガーを注文しに行ってくれた。まじで出来た男だ。
レディーファーストを分かっている。
先に座って待っているとセットを2つ買って席まで持って来てくれた。
『あ、お金…』
「退院祝いだ、いらねぇよ」
『ふふ、カッコイイね!シカダイ!』
「ばっ…茶化すんじゃねぇよ…っ」
本気で顔を赤くして照れているシカダイ、
私は思った事を言っただけなのに照れている彼が可愛い。
2人でバーガーを食べながらたわいもない話をした。
シカダイ達の班の任務の事。
ボルト達のこと。ゲマキの事。カゲマサの事。
私が知らない今流行っている事を教えてくれたのだ。
「そう言えば、Aは卒業試験受けてねぇけど下忍になれたのか?」
シカダイから言われた事。
少し不安そうな彼を安心させるため、七代目とシカダイのお父さんから言われた事を伝えた。
「お、それなら一緒に任務出来る日もあるかもな!」
『そうなの!よろしくね』
「俺達3人でやってたけど、もしAが来てもオールラウンダーで陣形は組みやすそうだ」
『足を引っ張る事はしないように頑張るよ』
笑いながら伝えると「それは俺らの方だろ」と呆れた声を出された。
けど、確実に足を引っ張るのは私だ。
だって3人の猪鹿蝶の連携ができている中に私が急に入るのだ。
(連携ので来ているチームでの私の役目を考えなきゃ)
と思いハンバーガーを全て食べた。
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雷バーガーを食べた後は家まで送って貰った。
『ありがとう、ご馳走様でした!シカダイ』
「良いってことよ。またな」
『うん、またね!!』
これから始まる新生活に胸を躍らせる。
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年11月1日 11時