風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ7)

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6話ページ7

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ガタンガタンと雷車の揺れる音。
そこには風影とAが乗っている。

「大丈夫だ、テマリから愛音を預かってる。と連絡があっただろう。」

『そうだけど…絶対泣いてるもの…』

我愛羅はゆっくりとAの肩を抱き寄せて「俺達の娘だ、強い子だから大丈夫だ」とそう言ったのだ。
そう言われて納得した。

私と我愛羅の娘が弱い訳ない。

(…………！！！！)
バッと椅子から立ち上がったA
「どうした」と聞こうとした我愛羅も気配を感じたようだ。

『入ってくる。結界が破られた』

「あぁ………来たな。」

そう言うと車両の入口のドアが開いた。
白装束の男が入ってきた。

「結界が張っていたはずだが？」

「あぁ、あの薄紙みたなやつのことですか？」

(うっ……薄紙っ？！！！！)

ゴンッと鈍器で頭を殴られた衝撃が走った。

これでも木ノ葉の里、朝比奈家一族の姫であり、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の継承者でもある私の結界が……薄紙……、確かに何にも起こらないと思って、簡易結界にしたけど、それでも結界の強さはかなりあるに……

「お前だな、八尾を襲ったのは」

「八尾……あぁ、それは先輩たちです。貴方にも居たんですよね一尾ってやつが…！！！」

敵は釣竿のようなものを使って我愛羅を攻撃した。
砂で防いだが、その砂を貫通して我愛羅のチャクラを吸い取ったのだ。

『我愛羅！！！！』

「…うっ！…大丈夫だ…っ！！」

私が印を組むと
「釣りたいモノは釣ったので失礼します」と
白い敵は逃げて行った。

私は医療忍術で我愛羅の傷を治癒する。

「ありがとう…」

『私の………』

「？」

『私の結界が…薄紙でごめんなさい……』

Aはかなり悔しそうな顔をして我愛羅と目が合った。
また自分のせいで我愛羅が傷ついたのでは無いかと思ったのか、傷ついた顔に変わった。

「Aのせいではない。俺が油断したのだ」

『私の結界が…厚紙だったら…くっ………』

(コレは…かなり引きずるな。)
我愛羅は医療忍術をしながら『厚紙…厚紙』と、呪文のように唱えているAを見つめた。

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