46話 ページ47
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三日後、
私は目を覚ます。
横には「あーうー」と言いながらパシパシと叩く風我がいた。
『んんん、私の可愛い風我!』
ギューっと抱き締めていると「キャッキャ」と嬉しそうに笑っている。風我の声にテマリがやって来た。
「起きたかい」
『あ、テマリ姉さん。お世話になりました!』
「大使として1週間後に砂に行くんだがAはどうする?」
『!!……そろそろ戻ろうと思ってたからいい頃合いかも』
風我の目を見るとピンク色の目をしていた。
今は暴走もしていないし、私の中の木花咲耶姫も暴走はないと言っている。
(大きくなるにつれて風我の中の木花咲耶姫もおおきくなる。それからかな)
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『風我〜、パパに会えますよ〜』
雷車に乗り腕の中にいる風我に話しかける、
パパと言う単語に少し不思議そうな顔をしている。
『あと、お兄ちゃんとお姉ちゃんにも会えますよ〜』
7ヶ月ぶりだ。
砂隠れの里に帰るのは。
私自身が我愛羅、愛音、シンキ、みんなに会いたいのだ。
「このまま砂で過ごすのかい?」
『はい、木花咲耶姫の修練の際はもう一度木ノ葉に滞在するかもしれませんが、私は砂隠れに嫁いだので早く家族の元に帰りたいです。』
嬉しそうに話すAを優しい顔で見つめるテマリ、
そんな話をしているとあっという間に砂隠れの里に到着したのだ。
雷車から降りると「A」と愛しい人が私を呼ぶ声が聞こえた。目を向けると我愛羅が駅まで迎えに来てくれていたのだ。
『我愛羅!』嬉しさのあまり私は我愛羅に思いっきり抱き着いた。もちろん風我はテマリ姉さんが抱いてくれている。
久しぶりに会ったのだ。
彼の匂い、温もり、その全てが私へと染み渡る。
「元気そうだな」
『我愛羅も』
二人で笑いあっているとテマリ姉さんが「んんっ!」と咳払いをした。腕の中の風我が不思議そうに私たちを見ていたのだ。
私はテマリ姉さんから風我を抱き上げて我愛羅の元へやってきた。赤髪の風我は間違いなく我愛羅の子だ、見た目は瓜二つだった
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時