風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ45)

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44話ページ45

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風我をテマリ姉さんに預けてきた。
真剣な声色でシカマルに「火影室に一人で来てくれ」と言われた為だった。

『____来たよ、二人とも』

部屋に入るとシカマル、ナルト、サクラがコチラを見て真剣な顔をしていた。
なぜサクラが居るのか？その疑問はすぐに分かった。

「急に呼び出して悪かったな。」

『どうかしたの？』

ナルトの謝罪と共にシカマルに巻物を渡された。
内容を読むとボルトとサラダが大怪我を追って木ノ葉に戻って来ると書いてあった。

その怪我の具合を見ると生死を彷徨うほどの怪我だ、
ツルネとサクラは緊急の対応の用意をしているが念の為私の木花咲耶姫の力を使いたい。

正式な申請書だった。
私は木ノ葉の人間では無い、砂隠れの忍なのだ。
だからこそ口頭ではなく木花咲耶姫を使用する場合は申請書が必要になるのだ。

しかしそんなの形式上の話、
仲間のピンチにこんな書類は要らない。

『馬鹿ね、私の答えも我愛羅の答えも分かってたでしょ？』

「あぁ、我愛羅にも緊急で連絡したが「Aはそんな申請書なんて無くてもお前達の子供を助けるのに力を貸すだろう、俺の許可はいらない。」って言われちまった。」

「けどな、形式は通せと俺がナルトに言ったんだ。」

『分かったわ、行きましょう！サクラ』

「ありがとう…っ！A」

Aとサクラは急いで火影室を後にする。
『テマリ姉さんに風我の事をお願いして来るから先に行ってて』とサクラに伝えると「分かったわ」と返事がきた。

『テマリ姉さん！』

奈良家の扉を急いで開けると風我を抱いたテマリ姉さんが「何事だい！？」と慌てたように玄関に来てくれた。

『緊急で木ノ葉病院に行きます、風我の事を二、三日お願い出来ますか？』

「あぁ、分かった」

風我に『行ってくるね』と伝えて頭を撫でる。
そして木ノ葉の病院へ向かう。

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