4話 ページ5
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『テマリ姉さんに伝書送ってくる。』
「あぁ、それがいい」
私は我愛羅から離れると風影邸の屋上に向かい、
そして印を組んで『口寄せの術』を行う。
小さなツバメが現れた。
しかしこのツバメは時速170キロも出る優秀なツバメなのだ。
『久しぶりね、雨』
《久しぶりだな》
『最速で頼まれてくれる?テマリ姉さんに伝書を届けて欲しいの。』
《あぁ、任せろ。》
ツバメの雨にテマリ姉さん宛に伝書を巻き付ける。
雨は目にも止まらぬ早さで砂隠れを飛び去った。
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奈良家
テマリは家事をしているとリビングから「うわぁっ」という声が聞こえてきたのだ。
どうしたのかと見に行くと、シカダイが窓の外を見てビックリしていた。
「どうしたんだい」
「母ちゃん、ツバメが窓を叩いててビックリしたんだよ」
目線を窓側にやるとコツコツと見た事あるツバメが窓を開けろ。と叩いていた。
(Aの口寄せ?)
不思議そうにテマリが窓を開けると、中に入ってきたツバメの小さなリュックには小さな巻物が入っていたのだ。
「_____あーぁ、なるほどね。シカダイ、ちょっと頼まれ事してくれるかい?」
「やだよ、」
「いいから!実は、A叔母さんの娘の愛音がシンキ達と一緒に木ノ葉の里へ来てるらしいんだよ。あのヤンチャ娘はAの血を確実に受け継いでるね、愛音を家に連れて来て欲しいんだよ」
事情を聞くとシカダイは本当に嫌そうな顔をして母親を見つめている。しかし母は強し、「言う事を聞かないとゲームを捨てるよ!」と言ったのだ。それに逆らえるはずも無く、「分かった」と言うしかなかった。
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時