風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ37)

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36話ページ37

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『ふふっ…なんと！！！お腹に赤ちゃんがいます』

そう言って自分のお腹を撫でる。
ナルトに「おめでとう！！」と笑顔で言われている中、ギューッと我愛羅に抱き締められた。

腕の中にいる愛音も「ママ！赤ちゃん！？」と嬉しそうに私に抱き着く。『そうだよ』と言って家族で喜ぶその瞬間が愛おしい、

なかなか私の元へ来ないシンキに『シンキもおいで』と呼んで腕の中にいれる。少しびっくりしているが、嬉しそうに微笑むシンキに『お兄ちゃん、もう一人増えるけど宜しくね』と伝えると「はい…」と嬉しそうに返事をくれたのだった。

「さっき分かったのか？」

『うん、ツルネに言われてね』

「楽しみだな」

『えぇ、可愛い子が産まれるわ』

ふふっとお腹を撫でる。
我愛羅に「先に雷車の中に」と言われ、私と愛音は先に雷車の中に入る。

椅子に座ると愛音に「アイがお姉ちゃんになるの？」と聞かれた。『そうだよ、宜しくねお姉ちゃん』と伝えると「ふふふ～」と本当に嬉しそうに笑っている。

みんな待っているのだ。
元気に産まれてくるのよ、と思いも込めてお腹を撫でる。

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それからというもの家族の過保護が凄い。
我愛羅もカンクロウ兄様も愛音もシンキも

なにかと私を過保護に扱う。
それさえも幸せと思えるんだ、毎日が幸せに溢れている。

みんなに伝えてから半年が経ち、
私は出産のために木ノ葉の里に里帰りをする準備をしている。

愛音も5歳になり特待生でアカデミーに入学、
シンキも色々な任務をこなしている。

二人とも心配いらない、目の前にいるお手伝いさんに『二人と我愛羅の事を宜しくお願いします』と伝えると「はい、元気な子を産んでください。奥様」と笑顔で言われた。

家の事はサラさんに任せたら大丈夫

私は我愛羅の執務室に『行ってくるね』と伝えに来た。

「行くのか」

『三ヶ月ほど空けるね、』

「あぁ…」

そう言って無心で仕事をする我愛羅、
『寂しい？』と聞けば不安そうな瞳をする我愛羅と目線がまじり合う。

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