風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ34)

今日:5 hit、昨日:60 hit、合計:63,438 hit

33話ページ34

.

木ノ葉に到着し「俺はナルトと少し話してくる。」と言って我愛羅は火影邸に向かって行ったのだ。私は愛音に『お兄ちゃんを迎えに行こうか？』と言って木ノ葉の病院に向かった。

病院に着くとツルネが「姉様！！」と私を見つけてすぐに近寄ってきたのだ。ツルネの私を見つける探知能力の良さはどこから来るのか不思議になるくらいだ。

「シンキを迎えに来たのですか？」

『えぇ、病室まで案内してくれる？』

「分かりました、姉様」

ツルネに案内された病室には包帯を巻かれたシンキがベットで起き上がっていた。
「ご心配をお掛けしました」と頭を下げるシンキに「にーに！！」と半泣きになりながら抱き着きに行く愛音がいた。

「アイ、兄は大丈夫だよ」

「にーに、心配させないで」

「すまない、けど任務だから危険は付き物だ」

「大丈夫、アイがにーにを守ってあげるから！！」

どやって感じの愛音に思わず私とシンキは笑みがこぼれる。『無事で良かった』と伝えると「すみません、義母上」と申し訳なさそうなシンキがいた。

『退院の手続きをしてくるから愛音の事をお願いね』と言ってシンキの部屋を離れる。
退院の手続きのため詰所に向かうと「シンキの母ちゃん！」と呼ばれた。

『貴方は…ナルトの息子だったわよね』

「そうだってばさ！シンキ大丈夫？」

『えぇ、心配ないわ。』

「良かった…」

目の前でホッと安心そうな顔をするボルトはナルトとヒナタの息子だと思った、なんて心優しい子なのだろう。
そんな風に考えているとボルトはポケットから護符を取り出してAに私たのだ。

「これ、風影様に借りたんだ。ありがとうございました」

『____貴方が持ってなさい』

「けど…っ！」

『ふふ、朝比奈家の木花咲耶姫を継承した姫は私、その私が付与した護符は本当にボルトを護ってくれるから持ってなさい』

「分かったってばさ！ありがとう、シンキの母ちゃん！」

そう言ってボルトは診察に向かっていった。
本当に素直でいい子、シンキにとって必要な人になるわね。ナルトと我愛羅のように

退院の手続きを終えてシンキの病室に戻ろうとしたらツルネに「姉様」と呼び止められたのだ。

.