30話 ページ31
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朝、Aを起こさないようにゆっくりと起き上がる我愛羅、
しかし我愛羅の温もりが無くなったAは眠そうな目を擦りながら『…もう行くの…?』と上半身を起こした。
「あぁ、まだ寝ていろ」と言って私の頭をゆっくりと撫でる我愛羅、
彼の温もりにもう一度目を閉じそうになるが、彼を見送る為に身体を起こす。
(何故か分からないが…胸騒ぎがする…)
『見送りする、シンキも行くでしょ?』
「そうだ」
『なら2人を見送る』
テマリやシカダイを起こさないように静かに準備をする我愛羅、
私はその間に朝ごはんとして軽食を作っていると「義母上、おはようございます」とシンキが起きてきた。
『おはようシンキ、準備が出来たらご飯食べちゃって』
「ありがとうございます、」
シンキは任務の用意をしに洗面所に向かう、
先に支度を終えた我愛羅がリビングへやって来たので朝ご飯を出す、
「いただきます」と言って食べ始める我愛羅を見ながらシンキのご飯の用意をする。
シンキが戻ってきて朝ご飯を食べ始める。
こうやって見ると食べる速度など、2人がシンクロしていて(親子だな…)なんてほのぼのした。
2人を見送ったあたりで「おはよう」とテマリさんが起きてきた。
『テマリねぇさん、おはようございます』
「我愛羅達は行ったのかい?」
『行きましたよ、朝ごはんにしますね』
我愛羅達の食器を洗いながらテマリに声をかけるA、「悪いわね」と言って座っているテマリは少し遠くの方を見ていた。
『どうかしましたか?』
「_____いや、嫌な予感がしてね。カンクロウも行った任務だよね」
『はい、守鶴様の保護だと我愛羅は言ってました。』
「なにも無いといいんだけどね」
テマリの言葉に不安を覚えながらAは朝食の準備をする。
先程感じた胸騒ぎ、テマリも感じていると思うと余計に不安になるが杞憂だと何度も自分に言い聞かせる。
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時