3話 ページ4
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次の日
雷車までシンキを見送りに行く。
もちろん愛音も連れて行ってるのだが、ギャン泣きしている。
「にーに!!やぁー!!!!」腕の中でイヤイヤと暴れる娘、本当に女の子なのか力が強過ぎる。
そんな愛音を見て少しだけ動揺するシンキ、お兄ちゃんだな。
「義母上、行ってまいります」
『気をつけてね、ヨドとアラヤも気をつけるのよ』
「ありがとうございます。風影夫人」
「あ…りがとうございます……」
全員が雷車に乗り込む。
愛音が泣き止んだので、下に降ろして一緒に手を振っている。プーーーー!と雷車の出発音がなった瞬間に愛音は母の手を振りほどいて雷車に乗り込んだのだ。
『まっ…!!!愛音!!!!』
娘の行動力はヤバい。
雷車が出発する瞬間に乗り込んだのだ、そんなの私は間に合わない。
雷車の扉が閉まりシンキ達と共に愛音は木ノ葉隠れへ出発してしまったのだ。
(我が娘ながら…なんて行動力なの…っ!!)
出発する時にシンキの驚いた顔と愛音の満面の笑みを見送ったのだ。
「アイ………」
「にーに!!いっちょ!!!」
シンキは愛音を抱き上げる。
ヨドとアラヤも呆れ顔で愛音を見ている。
「仕方ないよね、風影様も風影夫人も明日にはこっちにすくるんだからそれまでは。」
「連れて行くしかないね」
「_____ハァ。すまない、ヨド、アラヤ」
愛音は満足そうな顔でシンキにぎゅーっと抱き着いている。そして朝早かったのでスヤスヤと眠りについた。
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風影邸
我愛羅の執務室に向かう。
『我愛羅!!!』
「…!どうした」
私が扉を開けるとビックリしたような顔をする我愛羅、
それもそのはず、私は基本的に火影邸には顔を出さない。
我愛羅に先程起こったことを話す。
「ハァ……破天荒な所は母親似だな」
『ぐうの音も出ません。』
「ナルトに伝令を送っておく、」
『_____私が先に木ノ葉に向かう?』
我愛羅がビックリした顔でAを見る。
不安に満ち溢れた瞳を見て、立ち上がりAを抱きしめる。
「大丈夫だ、シンキなら妹をしっかり守るだろう」
『っ………うん、』
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時