風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ26)

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25話ページ26

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「朝比奈家の姫、上がってこい」

上から聞こえたのは土影様であるオオノキ様が風影様の隣で私を呼んでいる。
隣にいるシカマルに『行ってくる』と伝えて岩の上へ登る。

「____土影殿、何故朝比奈を呼ばれたのですか？」

「若造、朝比奈家の事を知らなさ過ぎるぞ」

「…どういう事ですか」

そんな話をしているとは知らず私は2人の元へ着く、
そして土影様に「ワシにも護符をくれ、3人くらいなら何とかなるか？」と言われたのだ。

(どうして…私の護符の事を知っているの。)

少し不信感を抱いたが私の祖母である「朝比奈家の先代の姫であるススキに頂いた事があるのだよ」と言われたのだ。

納得だ、祖母の時代は戦争が耐えず起こっていた。
祖母は争いを好まない、敵であるオオノキ様に渡した事も納得がいく。

私はポケットから護符を出してオオノキ様に渡す。
「この、護符を使わないまま終わりたいものだな」と言うオオノキ様に私は小さく頷く。

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待てど敵が攻め込んでくる気配は無い。
(シカマルは海岸側に行ったのよね)
我愛羅様とオオノキ様の隣で外を見つめる。

「穢土転生なら不死身を強みに戦い続けるのが上策だろうに」

「何かそれを上回る策があるというのか、」

そう言いつつ2人は下へ降りていった。
私の胸は先程から胸騒ぎが止まらない(何なのこれ…)と思っていると「我愛羅様！」とかわいい女の子の声が聞こえた。

目をやると可愛いくノ一である2人が我愛羅様にタオルと食事を渡していた。

(………いいな、)なんて思った自分に少しだけ驚きつつも警戒を再開した。

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