21話 ページ22
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その日、
私は我愛羅が帰ってくるまで起きておく事にした。
(愛音も寝かし付けて、シンキも寝てる。)
リビングのソファーで座っていると玄関の扉が開く音がした。
パタパタと小走りで玄関に向かうと「起きてたのか」と帰ってきた我愛羅に言われた。
『お帰りなさい、話があるの…』
私の不安が伝わったのか「座ろう」と言ってリビングへ歩き出した。
お風呂にも入りたいし、ご飯も食べたいだろう。
私が『お風呂の後でいいよ』と言っても「いや、今すぐ聞く」と言ってソファーへ腰掛けたのだ。
「で、どうしたんだ」
『____我愛羅…あのね……』
私は昼間に愛音と話した事を思い出した。
(本当に怖いの…)
私の不安を感じ取るように我愛羅はそっと私の頭を撫でてくれたのだ。
「愛音の…好きにさせよう」
『っ…我愛羅…!』
「愛音の気持ちが分かる、それに木ノ葉での大筒木の襲来はコレで終わりとは限らない。力を付けることに異論は無い」
『私が…弱いから…?』
愛音は母が弱いから力をつけたい。と言ったのかと不穏になる。
しかし我愛羅は「それはない、むしろ逆だ」と言われたのだ。
『____どういう事…』
「愛音は気付いたのだろう、父の強さ、母の強さ、そして兄の強さ。」
『つまり…』
「自分が無力だと感じたのだろう、弱いと思ったのだろう」
『あの子はまだ…4歳なのに…っ』
「忍に年齢は関係ない、気づいた瞬間から忍なのだ。」
(愛音の気持ちを尊重する…か…)
不安が無くなった訳では無いが大筒木の件は一理ある。
私は我愛羅に『分かった…愛音の気持ちを尊重する』と伝えた。
「____あの時のAのようだな、」
『あの時?』
「第四次忍界大戦の時だ____」
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時