2話 ページ3
.
『_____母に会えなくて寂しくないの?』
「たった1日です。」
『母は寂しいです……』
シンキは愛音にご飯を食べさせながら項垂れているAを見る。そして「寂しいですよ、義母上」といったのだ。
その瞬間Aはシンキに思いっきり抱きつく。
「は、義母上!!」
『可愛い、大好きよシンキ』
「っ………はい……」
朝ご飯を食べ終わったらシンキは食器をシンクへ付けて任務へ行くために部屋に戻った。
それを見た妹は椅子から降りてシンキの後を追った。
(うちの娘は本当にお兄ちゃんが大好きね)
「駄目だ愛音、兄は任務だ」
「やー!!いやー!!!」
玄関で大泣きしながら兄に行かないでと言っている娘、
これも毎日の恒例である。
私は兄に縋っている妹を引き離して抱っこする。
「いやいや!!」と言ってギャン泣きしている愛音を見ながら心苦しそうに任務に向かうシンキ、
愛音はぐすぐすと私の胸で泣いている。
我愛羅や私よりもシンキがどこかへ行くと泣いちゃうお兄ちゃんっ子、本当に可愛い娘だわ。
__________________________________
夕方になりシンキが「ただいま帰りました。」と帰ってきたのだ。その声がすると愛音はパタパタと玄関に向かう。
愛音を抱っこしてシンキが入ってきた。
「義母上、ただいま戻りました」
『おかえりなさい、ご飯少し時間かかるから先にお風呂に入ってきてー。』
「分かりました」
「にいに、アイも!!」一緒に入ると笑顔で言っているため、根負けしたシンキは愛音と共にお風呂に向かった。
(いいお兄ちゃんだよ、本当に)
晩御飯の準備をしていると玄関のドアが開く音がした。
急いでで迎えに行くと我愛羅がもどってきた、いつもなら夜中なのに、今日は早い。
『おかえりなさい、早かったね』
「ただいま、砂から行くのはシンキ達だけだからな。早めに終わらせた」
『ご飯もうすぐ出来るよ』
そう言ってリビングに向かうと、お風呂から出たシンキと愛音が嬉しそうに髪を乾かしあっていた。
(あぁ…絵師を呼びたい。)
.
250人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時