風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ20)

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19話ページ20

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砂隠れに帰る日
私達は雷車の駅に来ていた。

愛音はシンキが抱っこしたまま雷車へ乗り込む、
私は我愛羅が風影として借りた車両の入口に【結】と書かれた札を貼る。

『我愛羅、今回は厚紙にしたわ！！』と自信満々に言う私に驚いた顔をした後に「あぁ」と言って笑ったのだった。

私達は帰る、
私たちの住む家へ。

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やっと取り戻した日常、
朝日に目を開け、身体を起こす、

隣の温もりに目をやると愛しい人がスヤスヤと寝ていた。
(これが幸せ…なんだね)

一旦起きる事をやめて彼の腕の中へ潜り込む
私の温もりを見つけるとしっかりと抱きとめてくれた。

私の愛する、我愛羅

次に目を覚ますと横の温もりは無くなり冷えていた。
(私を起こさず行ったのね…)と思い身体を起こす。

ソファーの上に投げ捨てたガウンを取り羽織る、
起床の準備をした後に朝ご飯の準備をしていると「義母上おはようございます。」とシンキが起きてきた。

『おはよう、シンキ』

「食器を並べます」

『ありがとう』

出来た息子だ。
本当に…ただ、変わったこともある。

「ママ…おはよ」
愛音が1人で起きてくるようになったのだ。
あの木ノ葉での襲撃以来、愛音は一回り成長したのだ。

全て自分でするようになり、甘えや泣く事が少なくなった。

「にーに！！おはよ！！」
ギューッとシンキに抱き着いて挨拶する。
シンキも「あぁ、愛音おはよう」と抱き上げる。

(この2人の関係は変わらなくて良かった)と安堵した。

シンキは愛音をベビー椅子に座らせて自分も席に座りご飯を食べ始める。
2人の微笑ましい光景に笑みがこぼれた。

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