風影の妻【BORUTO軸の我愛羅】 (ページ18)

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17話ページ18

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『が…あら、』

我愛羅が行こうとすると目を覚ましたAが呼んだ、
その声に我愛羅はもう一度Aのそばへ戻ってきた。

「大丈夫か？」

『へへ…ちょっと無理しちゃった…』

「心配をかけるな、子供達にも…俺にも」

Aが目線を下に向けると
大泣きした後であろう愛音と泣きそうになっているシンキがこちらを見ていた。

『____ナルトのところに行く…のよね、』

「…あぁ。」

『コレを…サスケに渡して…』

Aの手からは【追】と書かれた白い札だった。
『ナルトにも同じ物を仕込んでいるから…分かるわ、居場所…』と言ったのだ。

「あぁ、必ず渡す」

『気をつけてね…』

我愛羅はゆっくりとAの頭を撫でた、
A嬉しそうに微笑むともう一度目を閉じたのだ。

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もう一度目を開けるとそこには愛音とシンキがコチラを見ていた。

「ママ！！」

「義母上！！」

『愛音…シンキ…』

身体を起こすと「お身体にさわります」とシンキに止められた。しかしそれよりも気になっていた事を聞く

『我愛羅は？』

「義父上は…火影を助けに行きました。」

『そう…なら迎えに行きましょう…』

私が立ち上がるとシンキが焦ったように「義母上！まだ動いてはいけません！！」と言われたが、シンキを見つめてゆっくり頭を撫でてやる。

『心配してくれてありがとう、けど…戦って帰ってきた我愛羅を抱き締めてあげたいの』と笑顔で言うと「…分かりました」と諦めてくれた。

シンキは愛音を抱き上げた。
そして私が立ち上がるとシンキが砂鉄を使って歩くのを補助してくれたのだ。

(〜〜っ、なんて出来た息子っ！！)

ニヤニヤしていると「やめてください、義母上…」と照れたように言われてしまったのだ。

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