15話 ページ16
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『木花咲耶姫、ナルトにチャクラを』
「……久しぶりなのに無茶をする、倒れるよ」
『ふふ、愛娘と愛息子、そして愛してる旦那が居る所を護るのよ?無茶じゃないわ!当たり前よ』
「____そんなAだから私も契約したのよ、行くわよ」
Aのチャクラがピンクの桜色になって周りの人に見えるようになった。それをナルトに注いでいると「綺麗…」というサラダの声が聞こえた。
「やるぞ!!九喇嘛!!A!!」
『もちろんよ!』
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会場の外では長十郎と我愛羅がウラシキを退けた所だった。
「っ、会場が!!」と叫ぶ長十郎に我愛羅も会場の方を見る、するとピンク色の巨大なチャクラが会場を覆い始めた。
「風影、あのチャクラは!?!?」
「っ…A!!」
我愛羅は焦ったように会場へ駆け出す。
それに続き長十郎も後に続く、
(何で逃げてないんだ…A…)
自分の大事な妻のチャクラが感じられる、しかも第四次忍界大戦の時に見た彼女の術だ。
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我愛羅達が会場に到着すると丁度モモシキがナルトを時空感忍術で連れ去った所だった。
会場内は悲惨な状態になっていた、
(何処にいる…っ!!)
我愛羅が必死にAを探していると「Aさんっ」と叫んでいる子供の声が聞こえた。
その場に向かうとAが倒れており傍でサスケの娘が自分の妻を呼んでいるところだった。
「A…っ!」
我愛羅がそばに寄ると「風影様…」とサラダが気付いたように呼ぶ、隣では気を失ったボルトが居た。
そして隣でAは浅い呼吸で気を失っていた。
(木花咲耶姫を使ったのだな…)
サラダとボルトの持つ札を見るとまだチャクラの結界が張られている、それはAが生きている何よりの証拠だった。
「良かった…」
我愛羅はAを横抱きにして持ち上げる、
そして「サラダ、着いてこい」と言って歩き出した。
ボルトは砂を使って運ぶ、
周りの現状を見てもAを病院に届けたあとに戻って来なくてはいけない。
(君を失わなくて良かった…)
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時