11話 ページ12
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「A、こっちだよ」
トーナメント会場にやって来た私と愛音はテマリ姉さんに手を振られた場所にやって来た。
そこには懐かしい顔ぶれ、いのとサクラが居た。
「A〜っ、久しぶり」
『いの!本当に久しぶり』
「A元気にしてた?」
『もち、サクラも元気??』
久しぶり似合う同期にテンションが上がる、懐かしい話をしていると腕の中にいる愛音がギューッと私に抱き着いたのだ。
つまり、人見知りを発揮しているのだ。
「愛音も久しぶりね、可愛い〜」
「…いの…おばちゃん…っ」
照れて顔を赤くしながらイノの名前を呼ぶ愛音、
それにメロメロになるイノ、なんともいえない状況だった。
「あ〜、やっぱ女の子可愛いわ〜」
『いのじんも可愛い顔してるじゃない、貴方に似て』
「けど女の子の可愛さには適わないわよ、それに愛音はAに似てるから将来美人になるわね」
そんな褒め文句を貰いながら急に愛音が胸の上から起き上がった、そして「パパ!パパ!」と火影席にいる我愛羅に手を振っていたのだった。
我愛羅もこちらに気付いたのか、愛音の手を振りに少しだけ手を振り返した。その瞬間、他の火影にからかわれている我愛羅が見えた。
(ほんと、愛音に甘いんだから)
クスクス笑っているとこちらもからかわれ始めた。
「風影様は愛妻家ね」なんて言ういのに『サイ程じゃないよ』と言い返す。
試合は始まりボルトの勝利、シカダイの勝利、サラダの勝利、アラヤの勝利、そしてシンキ対チョウチョウの試合になった。
「にーに!!!がんばえー!!!」
『シンキ!ファイト!!』
私と愛音が応援しているとサクラに「あのシンキって子が養子に迎え入れた子?」と聞かれた。
『そうよ、愛音が産まれる1年くらい前から養子に引きとったの、』
「正直聞いてみたかったんだけど…どうして?」
サクラに聞かれたのはあまり聞かれたくない事だった。
しかしみんな気になってきた事だ。同期であるサクラ、いの、そしてテマリ姉さんも聞きたそうにしていた。
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リアナ(プロフ) - すみません、他の火影ではないと思います。言うとすれば他の影たちであってます。 (5月27日 0時) (レス) @page12 id: 90e3b2b81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2022年10月17日 7時