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烏の濡れ羽色の髪が目に入った
日直の仕事を片付けていた夕方のこと
窓の向こう側にはわっせわっせとゴミ拾いをする影片くんの姿があった
2階だもんね、彼はこちらには気づかない
オッドアイの瞳は一生懸命に地面を見つめていた
私も日直の仕事が終わったし、彼の手伝いにでも行こうかな、って
思っていたら、綺麗な男の人が影片くんのもとに
あっ、斎宮先輩だ
相変わらず上品な佇まいで、華麗に影片くんを連れて帰る
なんだかちょっとだけ狡い
なんの...ただちょっとヤキモチを妬いて頬をプクって膨らました
影片くんには斎宮先輩
彼にとっての1番、は斎宮先輩なんだ
いつも彼から聞いているからわかるの
話を聞いてるだけで、複雑で、酸っぱくなって、苦いブラックコーヒーを飲んでいるみたいに、苦い気持ちになるの
ちょっとだけでいいから、私に甘さをちょーだい?
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カムイ - コメント失礼します。すごく良かったです！みかちゃん最高ですね！素晴らしかった！ (2017年6月26日 18時) (
レス) id: 1d8c94011c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目さくら | 作成日時：2017年5月17日 21時
